カテゴリー別アーカイブ: 治療日記

お灸の局所効果 ケロイド跡や美容にも

以前、もう5年、、、8年位前になるか、転倒してお尻を強打して内出血を起こした常連さんの治療を行った際に、許可を得て撮影させていただいた写真です。

内出血を起こした場所の血行改善を目的に、鍼を打った後に小さな灸を行った次の日の写真です。

赤矢印が灸を行った場所で、小さな灸の跡がお分かりだと思います。

灸のまわりに皮下出血が吸収されて、まるく色が抜けているのが分かりますね。

局所に行った灸は、このような血行改善の効果があります。
もちろん免疫などの調整で全身にも効果があります。

下は、胸元にケロイドができてしまい、かゆいのでお灸を、と希望された患者さんの写真です。これも許可を得て撮影し、ネットでの使用も許可を頂きました。

ケロイドの中央付近に灸を行っていましたが、やはりケロイドが薄くなるという効果がありました。

帝王切開などで出来てしまったケロイドにも効果があるでしょう。

当院の患者さんで、もしかゆいケロイドがある場合には、ぜひご相談ください。

灸はこのような美容治療的な効果もあるようです。

 

往診の合間のランチ

当院では基本的に往診はしません。

が、これまで来院頂いた患者様が高齢などで来院できない場合に限り、往診治療を行ってます。

今日はお隣、西郷村のある高齢のご婦人宅に往診に伺いました。

途中の白河屋と言うラーメン屋さんで昼ご飯にチャーシュー麺を食べました。

もともと矢吹町にあったお店ですが、震災後に白河に移転されました。

さっぱりしたしょうゆ味で、好みです。

県内保険者・県庁へ挨拶回りに行きました

今回は写真がございません(;^ω^)

昨日6月21日は、鍼灸師会の公務で県内の各保険者、県庁への会長交代に伴う挨拶回りに行ってきました。

また県内保険者は、社会保険、後期高齢広域連合、国保連、自賠責関係など、回るところが多い一日でした。

朝10時に福島市で、ひまわり鍼灸鍼灸整骨院で箱岩・県鍼灸師会副会長、福島県東洋療法保険協会の粒来代表と待ち合わせ、

10:30
協会けんぽ(いわゆる社会保険)、業務部部長、業務グループ長と懇談

11:00
国保連合 審査担当者と懇談

11:30
福島県後期高齢者医療広域連合
事務局長、事務局次長、業務課課長、業務課給付係4氏と懇談

13:00 福島県保健福祉部 国民健康保険課
課長、副課長と懇談

13:30 福島県保険福祉部
医療人材対策 副主任保険技師、
地域医療課 副主査と挨拶・名刺交換

14:00 福島自算会事務所
所長、医療インスペクターと懇談

14:40 解散

このような一日でした。

その後、夕方から診療。
それまでは長男、その嫁2名の鍼灸師で診療をしていただいていました。

今後も県鍼灸師会会長という立場上、ときどき会議などで不在になるときがありますが、診療には穴を空けないようにいたしますので、ご理解などよろしくお願いいたします。

2人目妊娠希望の際の、鍼灸治療開始について

1人目を授かり、さぁ2人目を目指そうか、鍼灸はいつから始めたらいいかな?という質問が良くあります。

1人目のご出産が自然分娩であり、順調なご出産であった場合であれば、授乳の時期はのんびりお子様を育てていただき、だいたい出産から1年経ったくらいで鍼灸治療を開始するのが良いようです。

授乳などによって月経が停止している間は、もちろん排卵もありません。もともと妊娠しにくかった体質などは、その間に自然に改善することも考えられます。

昨日は、1人目が人工授精を4回行っていましたが、結局鍼灸を8ヶ月行っていたら自然妊娠してご出産され、その後1年経ってから2人目をご希望で来院。

治療わずか5回目で妊娠されました。

妊娠出産は、その間に月経が停止し、排卵と月経が再開した時は明らかに妊娠しやすくなります。

1人目出産から何年も経ってしまうと、また妊娠しにくい体質に戻るようです。

なお、帝王切開での出産の場合は、ご出産の後はあまり急いで妊娠を目指しては危険で、1年以上の期間を空けること(医師によっては2年くらい)が必要なようです。

久しぶりに更新します

一カ月以上ブログ更新をさぼりました(;^ω^)

いろいろありました、、、この一ヶ月。

みなさまに報告することがあります。

1)一般社団法人 福島県鍼灸師会の会長になりました。

Facebookではすでに書いてましたが、県鍼灸師会の会長になりました。罷免されなければ数年間会長職を全うしたいと思います。4年で卒業できるか、6年か・・・自分なりの目標は立てましたが、早く完遂できれば後進に道を譲りたいと思います。

 

2)毎年の郡山シティマラソン大会に参加しました。

第2回大会から、県鍼灸師会としてボランティア参加しています。私個人的には第3回大会から毎年休まず(震災の年は大会そのものが中止になりました)参加しています。

今年は師会長として、、、というか、新米会長なんで、なんの働きもできませんでした(;^ω^)

シティマラソン大会の合間に、郡山市・富久山で開業している鍼灸サロンLiberaの益子勝良先生に、肩関節の診察の仕方を会員の皆様に講義していただきました。

実は益子先生は、私が郡山の鍼灸学校で非常勤講師をしていた時の教え子です。非常に優秀で、卒業後は鍼灸師科の教員免許を取得され母校で教員をした後、開業されました。

達人の技!

鍼灸師会の前前の会長だった安齋昌弘先生(二本松・黄進閣鍼灸院)の妙技!

マラソン大会とはいえ、いろいろな先生の治療を拝見できて、この歳になっても勉強できております(^^)/

配布開始 原坊の朝顔の種

今年も『原坊の朝顔』の種の配布を始めました。

当院でのこの朝顔の起源は、東日本大震災のあった6年前にさかのぼります。

http://sanpei89.rakusaba.jp/diary/diary.cgi?no=908

毎年、この季節になると当院受付で配布しているほか、講演をお願いされたとき、聴講された方に配っています。
昨年は福岡で講演した際、お配りしました。
だいぶ全国に広めたと思います。

今年は11月に佐賀県鍼灸師会様に講演をお願いされました。
佐賀県でも配布してきます(^^)/

突発性難聴 難聴 耳鳴りのレーザー治療

当院は不妊治療専門ではなく、あらゆる疾患の患者様が来院します。

突発性難聴という、なかなか厄介な耳鼻科疾患があります。
ある日、突然に片耳が強烈な耳鳴りとともに聞こえなくなる、というものです。

ステロイドの点滴や入院による治療などをするようですが、鍼灸治療も非常に効果があります。
当院では鍼灸治療に併用してスーパーライザーなどのレーザー治療も必須で行っています。

写真は、耳孔に星状神経節用のプローブを挿入してスーパーライザーによるレーザー照射をしているところです。
内耳は人体最小の骨があるところで、また頭蓋骨などに囲まれていることから、突発性難聴の患部へは直接にハリ治療はできません。※モデルは当院副院長

ところが耳孔からレーザー照射をすると透過性の高いレーザー光は鼓膜を通して安全に内耳を刺激することができます。

上の写真で、耳介(耳たぶ)周囲に赤い光が漏れていますが、これは耳の周囲の組織を透過したものです。
このようにレーザーは非常に透過性に優れています。

この治療は不快な熱さはなく、耳の奥が穏やかに暖かくなる感じです。とても気持ちが良い、そうです。

写真は、低音が特に障害された50代男性の突発性難聴の聴力のグラフです。

発症から1ヶ月経ってからの当院への来院で、耳鼻科専門医からは、『難聴という軽いものではなく、聾(ろう)という非常に悪いレベル』と半ば匙を投げられておられたそうです。

週に2回治療し1ヶ月後の、低音500ヘルツの効果です。
60デシベル以上の大音量でないと聞こえなかったものが、40デシベルまで回復しました。

同じく1ヶ月後の中音1000ヘルツの効果です。
すでに治療4回目で効果が出てきました。

ある程度回復すると、そこからは回復がゆっくりになります。
今後は週に一回の治療とし、完全回復を目指します。

当院ではいろいろ試しましたが、レーザーだけ、鍼灸だけ、ではなかなか改善しません。
鍼灸を行いレーザーを併用すると大変に効果が高いです。

星状神経節レーザー スーパーライザー

当院では鍼灸治療の他に、不妊症特に体外受精における卵子老化に対する補助治療法としてレーザー治療を行っています。

写真では、星状神経節ではなく少し上部の上頸神経節を狙っています

 

写真は首の前にある交感神経節の一つである星状神経節へ低反応レーザーであるスーパーライザーを照射しているところです。

照射しているところは赤く一見衝撃的ですが、多少温かく感じる程度で、決して熱くはありません。

星状神経へレーザーを照射することにより、血管を収縮させている交感神経の緊張を緩め、手足の血行や脳内の血流量を改善する効果があります。

この治療法により、卵巣の働きをアップさせ、質の良い卵作りを目指します。

また星状神経だけではなく、腹部の特定の照射点からレーザーを照射することにより、さらに質の良い卵作りを目指しています。

これら星状神経節レーザー照射と腹部レーザー照射は卵の質の改善だけではなく、子宮への血行を改善し、子宮内膜を厚くしたり胚移植時の着床率を高めます。もちろん自然妊娠にも効果が高いです。

上記は無治療安静時、鍼灸治療後、温熱療法後、SGL後(当院と同じスーパーライザー照射後)の脳の血流状態をキセノンCTで断層撮影したものです。

いかにレーザーの効果が優れているかお分かりになると思います。

このレーザー治療法は、当院では不妊症のほか、突発性難聴や老人性難聴、耳鳴り、花粉症やアレルギー性鼻炎などの耳鼻科疾患にも応用しています。

今泉先生の忘れ物

毎週火曜日午後に当院で研究に通っている、郡山市 はりきゅう今泉治療院の今泉先生の忘れ物。

パラパラとめくっていると、付箋が貼ってあら所を見つけました。

子宮内膜の周期ごとの変化を解説しているところ。

今泉先生の当院の研究も今年いっぱいとなりました。
毎回、不妊治療の疑問などをたっぷり持参して研究に来ます。
もう教えることもなくなってきました。

咳止めのツボ 天突(てんとつ)の思い出

当院受付の壁にセイリンと言う鍼のメーカーさんからいただいたカレンダーがかけてあります。

毎月、季節ごとに多くなる症状に用いる代表的なツボの解説を毎月けいさいしていて、とても良いカレンダーです。

残り1枚となった最後の12月は、首の前、喉元にある天突と言うツボ。

喘息や咳などに良く使うツボですが、通常は鍼を打つ場所です。

震災前だからもう五年以上前になります。心臓にペースメーカーを入れていた80歳を超えたおばあちゃんの往診をしていた時のことです。

ある日、天突を指で指し、ここに灸をして欲しい、と言うのです。その日は乾いた咳が続き、天突の灸で治して欲しかったのでしょう。

良くツボを知っているな、と思う反面、普通は咳止めに鍼を打つ場所。『灸じゃなくて鍼を打つ場所なんだけど』と言うと、頑なに灸をして欲しいと言うのです。

理由を聞くと、私の父が存命して診療していた頃、良くこの場所に咳止めで灸をしていたそうです。

実際に使ってみると鍼よりも灸の方が良く効きます。ただし灸だから煙が多少出るので、術中は注意が必要です。

時折、先代の治療を受けていた患者さんの治療を行う時がありますが、当時の話を聞かせて頂くのは大変貴重な事です。