当院で使用しているレーザー治療機器

当院では、適応のある疾患や症状に従来の鍼灸に併せてレーザー治療を行っています。

特に、

  • 不妊症
    ・高齢不妊、また体外授精などを行っている方へ
    ・人工授精を何度か行っていて、体外授精開始目前の方
    (このような場合、鍼灸とレーザーを行うと、自然妊娠される方が時々いらっしゃいます)
    ・着床障害改善、子宮内膜が薄いなどの子宮環境改善
    ・卵子老化、卵質の改善 など
    ・男性不妊(乏精子症など)、高度男性不妊など
  • 耳鼻科疾患ほか
    ・突発性難聴、難聴、
    ・耳鳴り、めまい
    ・顔面神経麻痺

以上にとても良い効果を上げています。

 

当院で使用するレーザー治療機器を紹介いたします。

東京医研 スーパーライザーHA2200LE ダブルアーム 1台

上記は東京医研製のダブルアームでスーパーライザーHA2200LEです。1番ベッド専用となります。

 

左から、東京医研 スーパーライザーHA550 1台 / HA30 2台(予備機含む)

上記はシングルアーム2台で、プラス予備機1台。
東京医研製スーパーライザーHA550、HA30です。
2番ベッド専用となります。

 

ミナト医科学研究所 アルファビーム ALB200 ダブルアーム 1台

上記はミナト医科学製 アルファビームALB200 1台で、3番4番ベッド兼用となります。

当院では見せびらかしではなく各ベッドに機器を設置し、適応がある方の場合は毎回10分×1回~3回までレーザーを使用して、十分な効果が得られるようにしています。

 

全日本鍼灸学会東北支部研修会

昨日の日曜日は、全日本鍼灸学会東北支部の研修で福島市に行きました。

昼から親戚の入院見舞いのため途中退席になりましたが、国際メディカルテクノロジー専門学校時代の教え子が講師であったため、時間いっぱいまで聴講してきました。

講師は益子勝良先生です。
栃木県出身で、この11月に郡山市富久山町で開業されました。
出身校である国際メディカルテクノロジー専門学校を卒業され、東京の名門・後藤学園に通い鍼灸専門学校の専任教諭の免許を取られ、母校で教鞭を執っておられました。

鍼灸科学科長、教務部長まで務められたあと、退職して開業されました。

開業された鍼灸院は、

鍼灸サロンlibera(リベラ) http://libera89.com/
福島県郡山市富久山町久保田字石堂68-16
電話050-3690-1128
診療時間10:00~19:00(受付18:00まで)
休診日:水曜日

今後は当院と不妊症分野で提携をします。

12月10日 日本語版『妊娠力 心と体の8つの習慣』出版記念セミナー

12月10日に統合医療女性の会 http://aimw-r.com/ が主催で
アリゾナ統合医療センター所長、アンドルー・ワイル博士の後継者であるビクトリア・メイズ先生による 不妊の方を対象とした統合医療のセミナーが開催されます。

もちろん、一般の方向けの内容にもなっているようで、

  • “妊活”をはじめる前に心と体の調子を整えたい
  • 仕事と両立のため「いつでも妊娠できる体」にしておきたい
  • ホルモン療法や体外受精の成功率をあげたい

 

このようにお考えの方、是非ご参加ください、とのことです。

参加希望の方は、→http://aimw-r.com/

当院では12月10日(木)を休診し参加します。

第11回日鍼会大会神奈川大会へ参加しました

秋冬の学会研修シーズン中盤戦となっておりまして、この週末は横浜で開催された第11回日本鍼灸師会全国大会神奈川大会へ参加しました。

会場はみなとみらいのパシフィコ横浜。

の太田先生(一寸法師ハリ治療院)と新白河から落ち合い、一路横浜へ。

開会式

公益社団法人日本鍼灸師会も今年で創立65周年という事で、記念式典も行い、功労のあった会員への表彰もありました。実は私も含め、福島県や全国から大勢の先生の表彰がありました。

受賞者の代表で、中沢先生(福島県鍼灸師会会長・一寸法師ハリ治療院)が授与されました。

代表授与としての謝辞は、中沢先生より。
全日本鍼灸学会会長、日本医師会会長などの祝辞もあり、厳かに式典が執り行われました。

 

災害医療における鍼灸師の役割

初日は災害医療における鍼灸師の役割、と題しての講演を聴講しました。
講師はMDAT医師の小井土雄一医師と、わが師会の中沢会長でした。

マリンタワーからの横浜の夜景

懇親会までの間、マリンタワーに上りました。
夜景が見事です。

懇親会場は、横浜港のディナークルーズでした。

写真右下に移っている小柄な船ですが、実は大型クルーザーのマリーンルージュ号の船上となります。

マリーンルージュ号で記念撮影

全国から参加した顔なじみの先生方と記念撮影(^^)/

のんびり横浜港を一周しましたが、これが風が強い強い・・・

二次会は馬車道のピアノバーに行きました。

馬車道のピアノバーにて

映画『ゴースト ニューヨークの幻』のアンチェインド メロディーや、wish upon a star(星に願いを)、など懐かしい曲が連発で楽しくも安らぐ夜でした。

いわき市・しゅう鍼灸院の柏原先生の発表

翌日は不妊症の講座で、せりえ鍼灸室の小井土善彦先生、辻内敬子先生の講義を聴き、その後一般口演発表を聴きました。

いわき市のしゅう鍼灸院の柏原先生もすぐれた発表をされました。

柏原先生

柏原先生、大変お疲れ様でした。

福井市 久保鍼灸院の久保先生夫妻

学会に行くと懐かしい先生に再会できるのも大きな楽しみです。

いつもお世話になっている福井の久保先生夫妻にお会いしました。
変わらぬ笑顔とご厚情に感謝感謝です。

福島の皆様、和歌山の会長先生と

マリーンルージュ号を背景に、和歌山県鍼灸師会・萩野会長、福島からの太田先生、関根先生、柏原先生と。

珍しくバイク

研修や学会、ボランティアの続く秋。
珍しく休日となり、早朝?深夜に出発して信州方面をぐるっとバイクで走ってきました。

午前2時半過ぎに家を出発。
東北道~北関東道、関越道、上信越道を走り、下仁田インターで降りますが・・・

まだ夜明け前で真っ暗(;^ω^)

しばらくコスモス街道の道の駅で夜明けを待ち、少し明るくなってから長野県・佐久へ入りました。

佐久穂へ下り、全国の国道標高が2位という麦草峠を越えてビーナスラインへ入りますが。。。。

途中の気温は、4度、3度、2度、1度!と思いっきり下がります。いやーーー寒かった!

白樺湖から車山~霧ケ峰の、お気に入りのコース!

路面に溝が切ってあって、通過する車のタイヤのロードノイズが妙な?メロディになってます。

後方は蓼科山。

これからビーナスラインを走り回ります。

順延にならなければ、FJRではなくてFJでオーナーズクラブのミーティングに参加できたんですが、非常~に残念!

この後、口笛の出そうな風景の中をのんびりとバイクを走らせます。

もしや、あの山は?

車山手前で、後方に富士山発見!
早朝ならではの風景です。

うねうね走って、美ヶ原高原美術館へ到着。
抜けるような青空です。

美ヶ原から武石峠方面へ下って名所の白樺林へ。
まだ10時前なので車もあまり通りません。

この後、上田に出て佐久から高速に乗り、直行で帰宅。
自宅着は午後2時半ですから、12時間のツーリングでした。

不妊鍼灸ネットワーク東京研修に参加しました(2)

会長の講義の後は、会員発表でした。

口演発表1
東京都町田市 中村希求子はり灸治療室 中村希求子先生
演題:受精卵が向上した超高齢不妊患者46歳と45歳の2症例

町田市・中村先生の発表

40歳以上になってから鍼灸を開始し、年次ごとの採卵成績の向上があった2症例についての発表でした。

通常、40歳以上からの治療では卵巣の反応性もどんどん悪くなりますが、発表では年次ごとに胚盤胞到達率が高くなり、46歳9ヶ月で妊娠(現在妊娠28週)がありました。鍼灸の効果の可能性が強く示唆されました。

 

口演発表2
福島県いわき市 はりきゅうはしもと 橋本修一先生
演題:続発性不妊症の1症例 母子の睡眠障害の改善により妊娠したと思われる1症例

いわき市・はりきゅうはしもとの橋本先生

福島県いわき市で開業する橋本先生は、長子の夜泣き症を小児鍼で改善することにより母親の睡眠不足によるストレス状態を緩和し、二人目の妊娠に成功された症例を発表されました。

治療の方法や方針、考察に至るまでよく練られた症例報告でした。

口演発表3 栃木県宇都宮市 きむら鍼灸 木村雅洋先生
演題:多嚢胞性卵巣による不妊症の症例

宇都宮・きむら鍼灸の 木村先生

栃木宇都宮市の木村先生は、なかなか手こずる多嚢胞性卵巣(PCO)による不妊についての解説と、ご自身の治療についての発表をされました。

前半のPCOの病態解説は症例発表の範疇を越えたものながら、大変勉強になるものでした。

三題の会員発表の後は、お楽しみお昼ごはん。
アキュラ鍼灸院の徐先生が手配してくれたオシャレなお寿司でした。

秋森先生と、、もう一個食えるね~~と!

午後は、特別講演が2つ続きます。

特別講演1 「晩産化が進む今、産みたい女性を支えるために」
 河合 蘭 先生 (出産ジャーナリスト)

日本唯一の出産ジャーナリスト、河合 蘭先生です!

『卵子老化の真実』の著書であり、本邦唯一の出産ジャーナリストとして高名な河合蘭先生からは、「晩産化が進む今、産みたい女性を支えるために」 と題しながら、国内で乗り出した出生前診断・NIPTに関する話題について、豊富な情報からさまざまなお話を伺いました。

→ 河合 蘭 先生 webサイト

 

親子+河合先生で記念撮影!

この日は会員の従業員であれば聴講可能でしたので、息子も参加しました。
河合蘭先生のご著書は当院にありますので、貸出いたします。
できたら書店でお求め頂くとよろしいかと思います。

 

特別講演2 「不妊治療後に出産までいたらなかった方へのケア」
菅野 伸俊 先生 (ファティリティークリニック東京 看護師長・明日の不妊症看護を考える会 代表世話人)

 

ファティリティクリニック東京の菅野先生

国内に260名しか認定されていない、日本看護協会不妊認定看護師であり、『明日の不妊症看護を考える会』の代表世話人でもある菅野先生からは、不妊治療で出産に至らなかった患者へのケアとして、主として流産された方へのケアをテーマにしてお話しいただきました。

→ 明日の不妊症看護を考える会 webサイト

これにて、東京研修2015終了となりました。

この後はみな様で時間の許す限り、懇親会を行いました。

 

皆様で記念撮影!

次回は来年3月20日で、びっくりする内容で京都で開催いたします。

不妊鍼灸ネットワーク東京研修に参加しました(1)

世間ではシルバーウィークという名の連休。

当院は診療しながら東京開催の不妊鍼灸ネットワーク研修会に参加してきました。

内容は・・・ http://www.kodakara.org/kensyu/2015tokyo_houkoku.html

9月22日、

午前中だけ診療し、昼過ぎから東京へ。

アキュラ鍼灸院で、徐大兼先生、木津正義先生と翌日早朝の会員研修の確認を行いました。

徐大賢先生をモデルにして、中リョウ穴刺鍼法を木津先生にチェックしていただき、ダメ出ししていただきました。

刺鍼法確認の後は、アキュラ鍼灸院のベランダにてくさやで一杯。焼いて真空パックになっているものですが。さすがに渋谷・青山のど真ん中でクサヤを焼く度胸はありませんでした。

アキュラ鍼灸院ベランダにて、くさやパーティをしました

その後、徐先生行きつけのアメリカンダイニングにて一杯!
途中参加の相模原の菅澤先生、大阪の西村先生と5人で盛り上がりました・・・が、翌日の研修はなんと!朝7時半から(;^ω^)
とはいえ、この後立ち飲みバーに行ってしまい、、ました。

 

翌朝7時半から、アキュラ鍼灸院にて実技の朝練を行いました。
とても眠~い(;^ω^)

まず中リョウ穴刺鍼法と陰部神経刺鍼法のレクチャー。
講師は明生鍼灸院・木津先生。

名古屋・明生鍼灸院・木津先生から、中リョウ穴刺鍼法・陰部神経刺鍼法の説明を受けるみな様

みなさま真剣です。朝の7時半ですよ!しかもシルバーウィークです。

アキュラ鍼灸院で、新入会員は必須、プラス希望者で実技の練習・確認を行いました
実技のチェック中~ 昨夜ダメ出しされたことは内緒(爆)

私はアドバンスコース担当でした。みなさま経験者でしたので、スムーズでした。

この後会場を移し、研修の開始となりました。

まずは正会員認定証授与でした

京都・なかむら第二針療所院長、中村一徳会長の開会あいさつの後、まず正会員認定証を行いました。
本会は年に3回ある定期研修会に2回以上でないとその年度の正会員資格を失います。
また2年度連続で正会員資格を失うと、退会となる厳しい規則があります。

それよりみなさん、強い研究心で入会しますので、まず会員資格を失う事はありません。

第一回定期テスト100点満点の櫻井先生の表彰式

今年度より、全会員対象に定期テストを行う事になりました。
試験内容は過去の医師国家試験の産婦人科、特に周産期医療、生殖医療分野から100問出題するというもの。
愛知県一宮市 なかば鍼灸院 櫻井 央 先生はただ一人100点満点で会長名で表彰されました。私は・・・92点でした(;^ω^) 平均88点とのことで、全員合格となりました。

研修1は、中村会長からのコミュニケーションスキルアップセミナー

授与式、表彰式を終えて、中村会長の患者さんへの円滑な説明を目指すコミュニケーションスキルアップセミナーを行いました。

常々学んだことや積んだ経験をしっかり伝えることにより、患者さんの信頼を得られると思います。自分だけ納得したのではダメですね。

(その2に続く)

東北鍼灸学会に参加しました

9月5日(土)、6日(日)の二日間は、治療室を息子に任せて第49回となる東北鍼灸学会仙台大会に参加してきました。

鍼灸師にとって、学会参加や研修会は寿司屋の仕入れと同じです。
常に新鮮な知識、技術を仕入れませんと、良い治療は提供できません。

毎年開催し49回続いている地方の学会とは、本当に大したものです。先人に感謝いたします。

一般口演発表で、福島県代表はいわき市のしゅう鍼灸院・柏原修一先生でした。私は座長をやらせていただきました。

いわき市・しゅう鍼灸院 柏原先生『一回の治療で焼失した右腰下肢のしびれ』写真提供は太田整形外科クリニックの白井和也先生
私は座長を務めさせていただきました 写真提供は一寸法師ハリ治療院 中沢良平先生

紺色一色の地味なスライドから、最近はちょっぴりカラフルになり、時代も変わったな~と実感いたしました。

実技供覧では、同じく福島県から、郡山市・はり灸 接骨 快生堂の鈴木暢弘先生から『障がい者の鍼灸治療』として、先天性疾患を持つ障がい者の方の腰痛治療について披露されました。

左は実技供覧の鈴木先生。ここでも座長をさせていただきました 写真提供は一寸法師ハリ治療院 中沢良平先生

鈴木先生の実技供覧でも座長をさせていただきました。

一日目のプログラムを終え、懇親会へ。懇親会の写真はありませんが、続いて福島県からの参加の皆様で二次会へ!

二次会スタート前でもこのノリです(;^ω^)

海の幸を堪能してきました!

この日はこれで終了しました。

大会二日目は、特別講演で小児鍼のお話でした。
講師は大師流小児鍼の谷岡賢徳先生でした。

昨日から参加されていた福島県鍼灸師会会長の中沢良平先生(一寸法師ハリ治療院)は、郡山の福島医療専門学校での教育編成委員会の会議があり、朝からお帰りになられました。お忙しいです(;^ω^)

小児鍼の名門 大師流小児鍼 谷岡先生 会場はぎゅう詰め!

いかに子供を泣かせないで効果的な治療を行うか、また子供へのきわめて軽い刺激を、大人への治療に用いる考え方などをお話しいただきました。

この後は学会総会で、これにて49回大会も終了となります。

この後は公益社団法人宮城県鍼灸師会創立65周年記念講演と祝賀会に参加してきました。

記念講演は脳科学者の茂木健一郎先生でした。
生活のスタイルやものの考え方、子供ではほめ方によって脳内にセロトニンを増やすことができる、とのことです。

セロトニンは体内に必要な生理活性物質で、『幸せホルモン』とも言われています。脳の活発さや前向きな思想などに関与しています。鍼灸の効果の一つに、セロトニンの分泌増加があるともいわれています。

テレビにもよく出演する脳科学者というだけあって、会場は超満員でした。

その後、夕方まで時間をつぶし、宮城県鍼灸師会創立65周年記念祝賀会。スペイン料理をいただきながら、お隣の席の宮城県鍼灸師会の樋口先生にいろいろなお話を伺ってきました。

帰りはワインで酔いながらも新幹線で本を久しぶりに読みました。

二冊とも福島県鍼灸師会会長の中沢先生のおすすめの本。

葛西龍樹先生の『医療大転換』と、堤未果さんの『沈みゆく大国 アメリカ』。

しか~し、ワインで酔っ払って寝てしまったのでした!

 

 

学会後・・・

学会の呪縛から解き放たれましたが、毎年恒例の学会・研修シーズンへ突入しました。

7月5日(日)には会津医療センターで鍼灸師会の夏季学術講習会と、前夜はふくしま大会の打ち上げを会津東山温泉・原瀧で挙行! 翌週は、盛岡で全日本鍼灸学会東北支部学術集会。

なぜかここでFJR1300がわがガレージに入籍。

FJ1200とFJR1300

さらに翌週はオフで仲間と秋田~岩手方面へ雨のツーリング。
比内地鶏を本場大館で味わいました!

小雨模様の八幡平アスピーデライン

翌週は名古屋での不妊鍼灸ネットワーク研修会。
その翌週?だったか、友人二人と裏磐梯方面へ軽く半日ツーリング。

内藤先生はアグスタ、小山君はこの日日納車のMT-09。
重量車のFJRでついていくのが大変です。
そもそもまだ慣れるほど乗ってませんが(;^ω^)

今週末は仙台での東北鍼灸学会と、今月のシルバーウィークは不妊鍼灸ネットワークの東京研修があります。

今月最終日曜はクラブFJの蓼科ミーティングですので、これはFJ1200で参加します。

第64回全日本鍼灸学会ふくしま大会(3)

この大会の目玉として、不妊症での鍼灸のシンポジウムを企画しました。

学会での掟、というものがあり、講演、シンポジウム、パネルディスカッションなどの企画は、エビデンス(効果の根拠)がはっきり明確になっているものについて行える、というものがあります。

鍼灸院による不妊症治療はすでに一般化しているものの、国内的にはその効果の根拠が乏しく、学会の企画にはそぐわないのでボツになりそうでした。

ただし国外にはエビデンスと言える論文がそこそこあり、またいまや一般化している鍼灸による不妊症治療の国内の現状を見ると、テーマとして取り上げざるを得ないであろう、、という事になりまして、シンポジウムを開催することになりました。

発案者としては、非常に安堵しました。

講師控室で出陣式! 左から中村先生、矢野先生、森本先生、鈴木先生、木津先生、田口先生、三瓶 7名中5名が不妊鍼灸ネットワーク関係者でした

シンポジストとして、

1)まず国内の最先端生殖医療を行うトップのドクターとして、日本IVF学会理事長である森本義晴先生(IVFなんばクリニック、IVF大阪クリニック、HORACグランフロント大阪クリニックの3つで世界一の規模を誇るIVFジャパングループの理事長でもある)。

2)国内外の不妊症における鍼灸の論文の分析で、明治国際医療大学鍼灸学部講師の、田口玲奈先生。

3)鍼灸の不妊症の研究論文数で国内随一を誇る名古屋・明生鍼灸院副院長の木津正義先生。

4)開業鍼灸師による不妊症鍼灸治療を研究する不妊鍼灸ネットワーク会長の中村一徳先生(なかむら第二針療所院長)。

座長は、W座長で、、

1)明治国際医療大学特任教授であり、全日本鍼灸学会前会長である矢野忠先生。矢野先生は形井秀一筑波技術大学教授とともに、『レディース鍼灸』という分野を作った先生です。

2)名古屋・明生鍼灸院院長の鈴木裕明先生。言わずと知れた、日本での鍼灸による不妊治療の草分けです。

以上、シンポジスト4名と座長2名の調整は、コーディネーターとして企画が通ってから約1年間私がやらせていただきました。

まさに生みの苦しみを味わった1年間でしたが、国内の鍼灸の最高の学会で不妊症がテーマに挙げられたことは、本当に画期的であったと思います。

シンポジウム会場にて。登壇前の1コマ

シンポジウムは、4人の先生が代わる代わる壇上で発表し、最後に全員が揃って登壇しディスカッションを行う、というものです。

座長の矢野先生(左)、鈴木先生(右)

シンポジウムの舵取り役の座長は、今回は2名の2枚看板でした。 この座長の先生どちらかお一人が講師をされても、満員の人が詰めかけますから、本当に贅沢な企画であったと思います。

しかも、ここは田舎の福島県郡山市ですから。

HORACグランフロント大阪クリニック、IVFなんばクリニック、IVF大阪クリニックの総帥にして、日本IVF学会理事長である森本先生がトップ講演

シンポジウムのトップ講演は、森本先生でした。 生殖医療最先端のトップにいらっしゃるドクターが、『私は鍼灸には特に期待している』と壇上で話すところはすごかった。

森本先生のクリニックでも、実は鍼灸を取り入れていて、とても効果を実感されるそうです。

卵巣、子宮、ホルモン、と、パーツごとに診ているのではなく、人間という体の複雑なシステムを改善できる鍼灸について言及されていました。

明治国際医療大学講師の田口先生

2番目は、明治国際医療大学講師の田口玲奈先生から。

海外と国内の論文を検討された内容からお話しいただきました。 世界に広く出回り、特に体外授精時に鍼灸を行ったら妊娠率が向上した、という論文については、効果があるともないとも言いにくい、としながら、国内で一般的に行われている体質改善などで長期にわたって行う治療などと異なる、と話し、国内から海外へ日本式治療の論文の輸出が必要である、ということでした。

興味あることに、体外授精などを行うクリニックでは、すでに25%くらいの施設では鍼灸などを取り入れているそうで、将来的に取り入れたい施設を合わせると40%くらいになるそうです。

まさに鍼灸が期待されているのだなぁ、と感じました。

明生鍼灸院副院長の木津先生は3番目

講演3番目は、わが不妊鍼灸ネットワーク学術部長でもある明生鍼灸院の木津副院長でした。

海外に提示できる国内唯一のエビデンスとなりうる、中リョウ穴刺鍼法や陰部神経刺鍼法の研究のこれまでの結果や、この治療法を導入するまでの経緯などについてお話しいただきました。

最後の講演は、不妊鍼灸ネットワーク会長・なかむら第二針療所院長の中村一徳先生

最後の講演は、同じく不妊鍼灸ネットワーク会長の中村一徳先生でした。

明生鍼灸院で行っている中リョウ穴刺鍼法や陰部神経刺鍼法に加え、独自の手法で低出力レーザーを治療に取り入れ、特に高齢不妊での体外授精などの補助治療に大きな成果を残しています。

中村先生からは、不妊鍼灸ネットワークでの研修の方向性と内容について主にお話しいただきました。

学会懇親会での1枚 左から木津先生、中村先生、森本先生、大阪・ガイア鍼灸室の堀口先生、アキュラ鍼灸院の徐先生

大会二日目には懇親会が開かれ、450名の参加者でビューホテルアネックスは立錐の余地もありませんでした。

ジャズのライブ、日本一の美声を誇る郡山市立第五中学校混声合唱団の合唱など、楽しいひと時でした。

私も森本先生と記念撮影(^^)

懇親会では森本先生を囲んでいろいろなお話を聴かせていただきました。ミトコンドリアの話は非常に興味深かったです。

いつの間にかアルコールも回り、記念撮影では畏れ多くも肩を組んで撮っていただきました。

この縁で、7月には不妊鍼灸ネットワークではHORACグランフロント大阪クリニックの見学にお招きいただき、培養室などのクリーンルームを見せていただいたり、クリニックの統合医療グループより『受胎鍼』治療などについて講義をしていただきました。

ふくしま大会より、日本での不妊鍼灸の世界がきっと変わります!