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男性不妊(乏精子症)への鍼灸の効果

震災前にデータをまとめていて、いずれブログで紹介しようと思っていた乏精子症による男性不妊の患者さんに対しての鍼灸治療の1症例を紹介致します。

無精子症などは鍼灸の出る幕はないと思われますが、精子数が少ない、運動率が悪いなどと言った男性不妊には鍼灸は良い効果があります。

しかし実際に得られた効果について精子のデータ像を提示した症例はあまり無いように思います。

当院で平成22年11月末より23年1月末まで治療を行い、良好な結果が得られたデータについて、患者様のご快諾を頂けましたのでご紹介させて頂きます。




(詳細は上の画像をクリックしてご覧ください)

精子濃度の変化(正常は1500万/ml以上)
 820万/ml〜5,500万/ml → 10,750万/ml

運動率の変化(正常は40%以上)
 38%〜50% → 80.2%


独自の鍼灸治療を週に1回約3ヶ月(70日・12回)行うことにより、上記の改善を得ています。

ただし奇形率に変化はなく、このまま治療を継続しても変化はないのではないかと思われましたが、運動精子数の著明な増加は、正常精子数も増加していると考えられ、妊娠率は大きく向上していると思われます。

不妊症は多かれ少なかれ、男性因子の関与が常に感じられます。夫婦揃っての治療を受けられるカップルに妊娠される方が多いような印象がありましたが、やはり鍼灸は乏精子症などの男性不妊には大変良い効果があるようです。
 
 
 




当院では避難所生活をされている方に無料治療を行っております。
http://www.sanpei89in.com/diary/diary.cgi?no=830