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治療期間の参考に

昨年1月〜12月末までで当院にて鍼灸を行い、妊娠された方のうち自然妊娠された方だけを抽出し、年齢と治療期間をしらべてグラフにしてみました。



赤の●は続発性不妊(二人目不妊以降)を表しています。

若いほど通院期間は短い傾向が伺えますが、自然妊娠には難しい40歳近い方の妊娠例も多くあります。

もっともグラフでは妊娠した年齢ですので、治療開始時の年齢は治療期間を差し引く必要があります。

22年中に自然妊娠された方の総数は48名で、うち30名近くは産婦人科にて何らかの治療(卵胞のモニタリング、薬による排卵誘発、注射による=hCG+hMG療法など)を受けていながら鍼灸を行い、13名は産婦人科の治療を中断中(人工授精まで行った方8名、体外受精まで行った方2名)の方がいます。

患者さんとしては一番多い35歳以上の場合、2年くらいで妊娠されるケースが多いようです。

グラフで30ヶ月以上で妊娠例がないのは、このグラフが自然妊娠例を取り上げているからです(1昨年は3年4ヶ月で妊娠された方がいました)。30ヶ月以上の方は人工授精以上の治療を行って妊娠している例が多いため、このグラフには載せていません。

治療期間が長くなることが多いので、患者さんには産婦人科との共同治療をすすめています。