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多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)だった患者さん、その後

以前、12月13日の日記の後半で書いた、生理不順で当院に通院していて、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)であることが判明した20代の患者さん。
その後も順調に来潮し、卵胞の発育も正常になってきました。

通院当初から、鍼灸治療は週に一回のペースでまじめに通院されています。

PCOSであると判明した17年10月28日(D13)では、
・左右とも卵胞多数(嚢胞=空胞ですね)、
 そのうちの主席卵胞は左右とも10ミリ以下、
・子宮内膜の厚み9ミリ   でしたが、

  ↓    ↓

17年12月3日(D13)
・右卵胞14ミリ
・子宮内膜の厚さ7ミリ
(ほか、未熟卵胞や卵胞嚢胞は不明=たぶん問題ないと思われます)

  ↓    ↓

17年12月6日(D16)
・右卵胞19ミリ
・子宮内膜の厚さ12ミリ
・排卵を促すHCGを注射

  ↓    ↓

18年1月4日(D15)
・右卵胞18ミリ
・子宮内膜の厚さ9ミリ
・D17で排卵を促すHCGを注射

このような状況で推移しております。
この患者さんは、高プロラクチン血症があったため週に1回1錠だけカバサールを現在も服用しておりますが、卵胞〜卵子の発育機序や排卵の改善に鍼灸治療は効果があったものと思います。