No.768の記事

山形で講演してきました

『不妊治療のススメ』シリーズも、縁あって山形で講演させて頂きました。

昨年秋の青森・八戸バージョンより30分延長したデラックス版(笑)3時間30分で実技込みでした。
実際は講演後の質疑応答が白熱しまして、実質4時間の講演となりました。



不妊カップルが10組に1組から、最近は7組に1組くらいに増えてきたと言われていて、その患者増加の要因から不妊の起こる部位と鍼灸の適応のお話しをまずさせて頂きました。

タイミングからARTまで、どのステージにいる患者さんであっても、鍼灸は良い効果があります。

私が考えている、原因不明女性不妊における軽度子宮内膜症の関わり合いなども、独善的とことわりながらお話しさせて頂きました。
やはり講演時間がこのくらい長ければ、余裕を持って様々なお話しができます。

午前中は基礎知識のお話しをさせて頂き、昼食には『せっかく山形に来て頂いたのだから』と言うことで、山形駅近くで蕎麦の美味しい店へ案内して頂き、五十嵐秀夫会長はじめ、会員の先生方と旨い蕎麦を頂きました。



蕎麦の銘店は、『庄司屋』。実はこの日連れてきて頂いて3回目の蕎麦屋さんです。あぁシアワセ。。。

食事中、産科・婦人科関連で様々なお話しをするのですが、みなさんの学識は相当な高レベルのようです。



午後は実技を中心にお話しをすすめます。
『鍼灸周期治療』と講演のために名を付けた当院の治療は、BBTをみながら、月経期を含む卵胞期、排卵期、黄体期などの時期によって配穴を変える、と言うもの。

排卵誘発効果の見込める配穴や、排卵期がはっきり分からない患者での対応、卵質の改善が見込める治療法などについてお話ししました。

また子宮内膜症が疑われる徴候や、鍼灸治療での対応、PCOSなどの無月経患者でのデリケートな鍼灸での排卵誘発法などについてお話しさせて頂きました。

この講演の前日には旧知の友人でもある山形市の麗明堂鍼灸院(http://www.reimeido.jp/)の五十嵐院長と鏡先生から大変なご歓待を頂きました。

お二人とも不妊症や婦人科には相当な学識をお持ちで、不妊症や産科分野でそうとうご活躍されているようです。

山形駅から山形蔵王インターへ向かう道は立ち並ぶ山も綺麗で、晴天に新緑がまばゆいばかりでした。
天気も良く、人も良く、美味しいものをたくさんご馳走になり、たっぷり時間を取って頂いて講演させて頂けたことに感謝いたします。