福島県白河市の鍼灸院、日常の鍼灸治療の診療日記や、学会参加記、趣味の日記
私の打った蕎麦ではありません。。
患者様から頂いた蕎麦。
『産地がどこの粉だか忘れたけど、、たぶん北海道だったか・・・一番粉で打ったから食べてみてください』
、、、と、多少ドヤ顔で(笑)
頂いた蕎麦は、茹でる前は食べ物と言うよりは精巧な工芸品。茹でると美術品。
透き通った麺は、宝石のムーンストーンのようです。
一番粉は、蕎麦の実でも中心のほうの白い粉。
デンプン質が多いためまとまりにくく、打つには大変難しい粉。
一番粉の半量を熱湯で蕎麦がき状にしてつなぎにしたりと、技術がとても必要な粉。
茹でるのにも茹で上げ後洗うにもすぐ切れるのですごく難しいのです。
食感は抜群。
ただし、黒っぽい田舎蕎麦に比べると風味がやや落ちます。
それでも食感はそれを補って余りある非常に高貴な蕎麦。
蕎麦と言うよりは酒肴と言った方が良いか。
『あ、茹でるときは箸使っちゃだめ(麺が切れるから)』
『茹で上げて、麺を洗うときは笊のまま濯ぎ、指で洗わないこと(麺の断面の角が丸くなるから)』
さて茹で上げ、慎重に濯ぎ(洗う、ではなく)頂きます。
写真がダメダメですが、、これは早く食べたい一心で撮ったから。
田舎と比べて香りがどうとか言うことはなく、ホントに旨い蕎麦でした。
Tさん、お蕎麦またお待ちしてます(^o^)/~