福島県白河市の鍼灸院、日常の鍼灸治療の診療日記や、学会参加記、趣味の日記
福井へ講演に行きまして、その道中記を書いてみたいと思います。
福島県から福井県に行くとなると、東北・東海道新幹線で米原まで行き、そこから特急で琵琶湖沿いに上ってと言うコースと、羽田から小松空港へ飛行機で、空港から福井市まで高速バスで、というのが主な手段のようです。
ほかに車で行く場合は、磐越道〜北陸道で約580キロのコースがあります。
前月に続いて、今回も車で行くことにしました。
昼過ぎに治療院を出てすぐに白河インターから高速に乗るつもりが、事故で通行止め。須賀川から高速に乗ります。
新潟まわりで北陸道に乗ります。
長い長い新潟県を走破して富山県に入り、立山あたりの山岳風景。
富山と一口で言っちゃいますが、ここまでの道のりは遠かった・・・出たり入ったり延々と続くトンネル。その数30弱。
このあと最初の休憩地の呉羽パーキングに入ります。
無料化で混んでいる東北道とは違い、こちら北陸道はがら空き。
ここで、『しろえびかき揚げそば』を食べてみましたが、、太めの蕎麦でさくっと揚がった富山名物白海老の掻き揚げがすごく美味。お値段440円也。
翌日はその味が忘れられず、帰りの下り線でも同じものを食べました。
あ〜また食いてぇ〜(笑)
再び車に乗る前に空を仰ぎ見ます。
夕暮れ近くなってもまだ蒸し暑いのですが、だいぶ空も高くなりました。この日は立秋の前日です。
もうここまで来れば・・・やっぱり福井は遠く、ここからでも160キロ。
福井北インターで降りて、福井駅前近くに行くとそこはお祭り会場となっていて激混み。
ナビに任せて迂回して、福井の先生と待ち合わせのホテルに到着しました。
到着後は福井の山下会長、奥田先生、久保先生、、などなど大勢の先生の歓待を受けちゃいました。ごちそうさまでした!
翌日、朝九時から開いている福井市立郷土歴史博物館を見学に行きます。
節電中に付き見学無料?と言うことで、無料で見学できます。節電とはいえ、外があまりにも暑いので館内はだいぶ涼しく感じました。
福井市内は昭和23年に大震災に襲われ、市のほとんどが壊滅したそうです。その復興の模様に東日本大震災や原発事故にあえぐ地元福島が重なって、感慨深いものでした。
その後、久保先生の治療院に伺って元気の出る治療を受けて、ランチを食べて会場に向かうことにします。
それにしても久保先生、すごい技術の持ち主です。びっくり、、、私も負けていられない(汗)
5代目院長とのことで、震災や水害など様々な苦労があったとか。駐車場も20台分あって、老舗だなぁ、、と思いました。
今日の戦場である福井県自治会館へ到着。
さぁやるぞ〜と気合いを入れて入場しますと・・・
当院の患者さんが福井に嫁ぎました。
そこで、嫁ぎ先のお姑さん、おばあちゃんが講演を聴きに来てくださっていたのでした。また嫁ぎ先の一家は、そろって久保先生の治療院へ何代も通っているんだとか。
実に鍼灸はプライマリケアだなぁ、と思います。
写真左から、久保先生、お姑さん、私、おばあちゃん。
最初、あまりにも若くてお姑さんとは知りませんでした。。
定刻となり、講演となります。
原発事故は福井の方には他人事ではないようで、耳を傾けて頂けたようです。
2時間+30分の仕事を終えて、福井県鍼灸師会の皆さんに見送られて、一路福島へ。
帰り道で見た入道雲、夕日に染まって綺麗でした。