福島県白河市の鍼灸院、日常の鍼灸治療の診療日記や、学会参加記、趣味の日記
3月28日(日)は鍼灸師会青年部の講習会でした。
『鍼灸の新しい可能性』と題し、新分野の開拓をテーマにした実に青年部らしい内容でした。
講演は3部構成で、
第一部『経験を生かした鍼灸院』
講師 いわき市・たけのこ鍼灸館 館長 永山剛士先生
スポーツトレーナーや数々の資格を持たれ、酸素バーや運動療法、指導を鍼灸治療に積極的に取り入れた個性ある鍼灸院運営を行われています。
診療されている治療院も、アスレチック関連の機材が豊富に設置されており、従来の鍼灸院と比べると異色の感さえあります。
治療はその場でそのときしか提供できないものですが、自身で出来る運動を、ゴムボールやロープなどを使って気軽に行い、患者さん自ら体力つくりを行える実技も交えてご講演されました。
第二部『これから求められる介護予防の考え』
講師 郡山市・一寸法師ハリ治療院 院長 中沢良平先生
鍼灸師は、痛みをはじめとする苦痛に対しての治療ばかりではありません。
介護予防関連などで一定の訓練を受けると、高齢者の体力の評価や訓練を行え、また本来の治療技術を活かすなど、他の職種と違って幅広い活躍が出来るとこのことでした。
介護予防運動は、やはり若い先生は積極的に取り入れて参入して頂きたいと考えます。
今年9月に開催される東北鍼灸学会でも、この内容をご講演して頂きたいと考えています。
第三部は『子宮内膜症と不妊の鍼灸治療』と題して僭越ながら私がお話しさせて頂きました。
内容については、後日あらためて書きたいと思います。