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船の科学館見学

10月20日(土)は、午後から東京へ行き一泊で研修を受けてきました。

翌21日は、帰りまで時間があるのでお台場にある船の科学館を見学してきました。


 船の科学館本館に入ると、古代ギリシャのガレー船から現代に至るまでの船の模型や、エンジンや船体の構造などが展示してあります。

写真はイギリス艦隊の戦艦ヴィクトリー。
トラファルガー沖海戦ではネルソン提督が座乗し、フランス・スペイン連合軍(ナポレオン軍)を破った旗艦として有名です。


 日本海海戦で、東郷平八郎が座乗した日本艦隊の旗艦・三笠。

日本海海戦の日本艦隊の勝利は、トラファルガー沖海戦でのイギリス艦隊の勝利と並ぶ偉業であると、世界の海戦史では位置づけられているそうです。


 本館から外に出ると青函連絡船の羊蹄丸が資料館となって係留されています。今回のお目当てはこの羊蹄丸。

夏の青森ツーリングで八甲田丸を見てきたので、今回はこの羊蹄丸見学です。


 交通・海運の資料としての価値は青森の八甲田丸が遙かに勝っていますが、この羊蹄丸の船内にある資料館はユーモアさで八甲田丸の比ではありません。

船内には、青函航路の黄金期である、昭和30年当時の青森市内を再現した街並みが作ってあります。

写真は、青森名産のリンゴを商う土産物屋の一角。


 こちらは同じく、魚屋さんの一角。
ここから奥は、だんだんと再現された青函連絡船乗り場へと続きますが・・・

なんと乗り場には、内地の闇米を北海道へ運ぶ『担ぎ屋』のリアルな人形まであります。担ぎ屋さんはほとんどが女性です。
しかも、担ぎ屋という職業がいかに女性に過酷であったかを体験できる、40キロ、60キロ、80キロの闇米担ぎ体験コーナーまであります(汗)

私も担いでみましたが、60キロの闇米は持ち上げるのがやっと。戦後の昭和30年当時は大変だったと思います。

あまり写真を撮れなかったので羊蹄丸関連の記事は、http://b-spot.iza.ne.jp/blog/entry/183910 こちらを読まれると良いでしょう。



 宗谷丸のおとなりには、南極観測船の宗谷が係留されていて、こちらも自由に見学できます。

タロとジロが乗って帰ってきた観測船ですが、羊蹄丸と比べるとだいぶ小さく、これで南極の氷を砕きながら進んだというのは驚きます。


お台場は混雑した都内にあって、静かな海とゆったりした空間がある巨大な親水公園といった感じです。
犬を連れて散歩する人が目立ち、のんびりしたところでした。