福島県白河市の鍼灸院、日常の鍼灸治療の診療日記や、学会参加記、趣味の日記
3月に予定している講演2つのスライドを作っていて、気がついたことがあります。
以前に東京のアキュラ鍼灸院で、名古屋の明生鍼灸院・鈴木院長の講義を聞き、その中で、『35歳以上の高齢出産が増えている』と言うのがありました。
少子高齢化で出産数が減少している中、高齢出産は着実に増えているというものでした。
厚生労働省の資料を毎日漁り、『第一子の出産数』を調べ上げ、鈴木先生のスライドに肉付けしてみました。
これがびっくり仰天。
総出産数であれば、第一子も二子も三子も含まれます。
第一子の出産数は、その中に『不妊治療卒業者』を多く含むものと思われます。
平成2年に50歳以上で出産した人はいなかったのですが、現在では第一子ですら20人を超える出産数があります。
これは高度生殖医療が進んだこと、また特に海外での卵子提供による妊娠での国内出産が増えていることのあらわれだと推定できます。
50歳以上の出産は特別なことだと思いますが、われわれ鍼灸師の提供する鍼灸治療が『採卵数の低下、卵の老化』によるARTなどの不妊治療断念を少しでも減らす一助になれれば、と思います。