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2006年 海の日ツーリング 前編

梅雨も明けない雨・曇り模様の続く毎日ですが、今年も高校からの友人とツーリングに行ってきました。
その模様なんか書いてみます。


 コースは、東北道で岩手・花巻空港近くの東和インターまで高速で一気に進出。遠野市で民話の郷の見学、名物ジンギスカンを食べつつ三陸の大船渡へ出て、碁石海岸を見学。そこから45号線で陸前高田〜県境を越えて宮城・気仙沼で一泊。その夜は海の幸をたらふく味わい、翌日は志津川〜女川、コバルトラインを通り鮎川でクジラ三昧のランチ。
 帰路は石巻から高速で一気に帰る2日間で約900キロのコース。


 待ち合わせは東北道・鏡石PAにて朝6時。
 起床は5時で、荷作りして5時半出発。矢吹インターから東北道へ滑り込む。ありがたいことに雨は降っておらず、神様・仏様へ感謝する(笑)


 鏡石PAで缶コーヒーを飲んで待つと、程なくK君到着。つづいてM君。H君はなんと待ち合わせ時刻を15分過ぎて到着。何でもバイクのキーを置き忘れたらしく、さんざん探して遅刻したそうだ。
 朝も6時を過ぎると晴れ間も多くなり、じりじりと気温が上がってくる。


 東北道・東和インター出口にて。
 手前から、M君のZZR1100(タイプD)、私のFJ1200(3CV)、H君のZRX1100(国内仕様)、K君のZZR1100(タイプC)。途中、長者原SAで30分の休憩を入れて3時間で到着。


 ビキニカウルのZRXでは高速の巡航もきつく疲れ果てたと見えて、いきなり大股開きでくつろぐH君。
 最初制限速度の100キロで巡航していたのだが、自分を気遣ってスピードを抑えていることを感づき、先頭のM君にハンドサインで『スピード上げてOK』と伝えること2回。


 高速道から国道へ降りて、約30分で遠野市に入る。事前に道の駅で市内の観光マップをゲットし小休止。その後、遠野市立博物館に立ち寄り見学する。大人一名310円ナリ。


 博物館にはいると、はじめに遠野に古くから伝わる昔話を、紙芝居・人形劇などを模したプロジェクタで観賞する。薄暗い場内に思わず睡魔が忍び寄る、、、はずだったが、昔話も案外面白く、続けて3話ほど観賞した。
 写真は、展示してあった古民具の数々。生薬の製造や調合に使う薬研と、乾燥させた生薬を納めておく百味箪笥。壁には黄連などの生薬がパネルに描かれていた。


 土着信仰ならではの、男性と女性のシンボルを持った(汗)ワラ製人形。思わずモザイクを入れて登場。K君は山崎のコンセイサマが見たい!と宣っていたが、観光マップでは地理的に遠いことが判明し断念したので、ここでじっくり見学していたようだった。


 遠野と言えば、まずはじめに柳田国男の『遠野物語』を思い浮かべるだろう。何人もの語り部から聴いた民話・伝承をまとめたこの本は、高校の時に読んだことがある。民俗学者の柳田国男とドキュメンタリー作家の柳田邦夫は混同しやすく、国立ガンセンターの黎明期を描いた『ガン回廊の朝(あした)』やジェット旅客機の墜落事故を検証した『マッハの恐怖』なども、同じ柳田が書いたものだと思っていた。博物館内のパネルで遠野物語を書いた柳田国男の没年が昭和37年と書いてあり、はじめて別人だったと知る。

(写真が多いので、今日はこの辺で、、中編・後編につづく)