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焼け野の雉子 夜の鶴

焼け野の雉子(きぎす)、夜の鶴という言葉がある。

巣のある野が野火に包まれると、キジは我が身を振り返ることなく子を救おうとする。また鶴は凍えるような星空の下で、ヒナを一生懸命温める。親が子を大切にすることを表した言葉だ。

4月の末頃、とても悲しい出来事があった。
当事者である患者さんからいただいてメールで、先週そのことがわかったのだが、、、。

子に対する愛情とは、子が誕生してからのものではなく、小さな命の灯が母体に宿ったときから生まれるものであると思う。そんな子に対する愛情も慈しみも届かず、不幸な出来事が起きてしまった。

今生の穢れに汚されることなく夭逝していった、小さな命のご冥福を祈ってやまない。

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不幸のまっただ中にあっても、お知らせしてくださったお母様に心から感謝いたします。ご家内の平安が早く訪れることを願ってます。

書くべきかどうか1週間悩みました。しかしこの不幸な出来事を無視して次の文を書くことはとうていできず、抽象的ながら書かせて頂きました。またどうしても見るに耐えず、掲示板の内容も該当部分を削除させて頂きました。大変失礼ながらご了承ください。