最近の日記

久々にバイク

3月は、、、講演2つを抱え、、あと研修が1回。
進学で親元を離れる娘の引っ越しと、、ほとんど休みのな
い一ヶ月です。

休診日の木曜午後を使って地味な引っ越し作業を繰り返し、やっとこ捻出した日曜日・・・。

さぁ乗るか!(笑)
しかし寒いぞ!

親友コヤマ君と待ち合わせ。
もう一人の親友オザワ君は、大学進学のためやはり親元を離れる長男の引っ越し作業で今日は欠席。

棚倉から大田原〜那須方面をぶらぶら走り回って来ました。



写真は無地帰着のコヤマ邸にて。

上記仲間とGWには四国〜中国〜北陸への3500キロのロングランツーリングに出るため、今回はBluetoothで走行中にも会話できるインカムを購入して装備。

走行中、コヤマ君と試験会話すると・・・

『娘がね・・・上京するんだけど、、すでにホームシックにかかり気味で』とコヤマ君。

続けて『とりあえず3年は、、、なんて言うから、なにが3年だ!ずっと帰ってくるな!って言ってやったんだよぉ』


う〜む(^^;;;;なんて言う親でしょう

『なかなかそう言う親いないよね(汗) うちの義兄なんか、東京に(引っ越しで)長男を置いてきたときは涙が溢れたって言ってたよ』と、私。

ビーコムのインカムは実にすばらしく、、、バイクでの高速走行中でも十分なヨタ話が出来ます!

が、、会話中の走行はぐっとスピードが落ちます。
当社比で2割はダウンします(爆)

先日の鍼灸師会の理事会で、ほかの理事の先生方にドヤ顔で『GWは、ん〜〜〜5月3日は、ボクは淡路島から高知あたりにいるはずなんだよねぇ』と話したら。。

『なに言ってんですか! 3日は最終理事会と昨年のうちに決まってますから、ちゃんと出席して下さいよ』と言われてしまいました。。

卵子の老化・改善、について

3月3日の日曜日は、もちろん桃の節句。

奇しくもこの日、不妊症に関しての研修会が開催されました。

日本でも屈指の不妊症治療施設である郡山市の乾マタニティクリニックで、培養士業務に携わられている菊地瑛子先生が講師でいらっしゃいました。

鍼灸の方は、体質改善による妊孕性の向上、子宮血流の改善による、自然妊娠から体外受精の際の移植の成功率が上がる可能性など。
また証明はされていませんが、卵巣(血流の改善による)機能の改善・低反応卵巣の改善の可能性などについて、私がお話しさせていただきました。
(たぶん無理に良い方に鍼灸の効果をこじつけた内容だったと思う) 
 
当院では栃木との県境と言うことで、県内外のさまざまな不妊治療施設に通われているかたがいらっしゃいます。
毎月、複数の施設で採卵や胚移植に臨まれる方がいらっしゃいますので、ほぼ毎月数人は上記の乾マタニティクリニックで治療される方もいらっしゃいます。


※平成24年度中に来院した女性不妊患者のうち、31歳以上の体外受精経験者が、当院で治療後24年内に一回目の体外受精=採卵+胚移植、または凍結胚移植を受けた成績)
(クリックで大きくなります)



当院での成績は画像で示した通りですが、ほかの多数の施設よりも乾マタニティクリニックでの妊娠率が非常に高いことを常々感じていました。

排卵誘発法と採卵技術、授精技術、培養技術、移植技術と、おそらくすべてが国内高水準で行われているのでしょうが、講演後の懇親会時などに思い切っていろいろお話しを伺ってみました。

卵子と精子は卵管で出会って受精し、培養されて分割しながら子宮に運ばれてその内膜で着床する。

あまり詳しく書くと菊地先生へご迷惑をおかけしてしまいますが、体外受精においては、培養液の開発・改良にたいへんなご苦労があるようです。

上記クリニックの高い成功率は、培養液の開発をも含め、さまざまな段階でのこうした不断の研究の成果によるものなのでしょう。

体内にあっては、眠っている卵原細胞は13周期を持って排卵しますが、特に最後の3周期あたりで顆粒膜細胞をいう、卵子の栄養供給に関する細胞が厚くなってきて卵子を取り巻きます。

つまりこの時期が卵子のなかに栄養を蓄えられるかどうかが決まります。

鍼灸は、特定の臓器の血行を改善できる可能性を持っています。

この時期に卵巣の血流が改善できると、(体内での)卵子の栄養状態を改善できると思います。

卵子が成長する、受精して分割を繰り返すためには、ミトコンドリアによる栄養の十分な供給が大切です。



ところが高齢になると、ミトコンドリアがもつ独自のDNAも減ってきて、十分なエネルギーを作れなくなるとか、十分なカルシウムを蓄えられなくなった小胞体のせいで、卵子の成長や分割に必要なカルシウムイオンによる激しい振動を起こせなくなることなどが卵子の老化の原因だそうです。



(ニュートン 2012年10月号 ニュートンプレス社)

京都大学の森崇英名誉教授は、『卵子が発育する間に卵子内に蓄積された栄養素・・・これを使って卵子のミトコンドリアが生み出すエネルギーは決定的なものだ・・』と語られておられます。

ほ乳類の卵子を研究している東北大の佐藤英明教授は、『加齢とともに卵胞に伸びる血管が細くなり、十分な栄養が卵子に行かなくなることも、卵子の老化する原因なのかも知れない』と言われています。

子宮頸がんワクチンは不妊症の原因になるのか?

以前、山梨県鍼灸師会で講演させて頂いたとき、タイトルのような質問を聴講された先生から頂いた事があります。

ワクチンであれば、少なからず副反応はあると思いますが、不妊というのは初めて聞きました。調べてみたいと思います。

初耳でもありましたし、上記のような回答をしたと覚えています。

その後いろいろ調べてみると、『子宮頸がんワクチンは実は不妊を起こすような成分が仕込まれていて、(日本)民族を根絶させて浄化する目的で普及されている』というような説まででてきました。


国内では様々な情報がありますが、

決まって
『アメリカで大変騒ぎになっている』
『アメリカで何万人も被害者が出ている』

と、書かれているサイトがたくさん並び、上記は子宮頸がんワクチンにより不妊になるという人の常套句のようです。

丸で二年前になろうとしている原発事故の際の、放射能騒ぎに関しての様々なデマのようです。

子宮頸がんワクチンの一つであるサーバリックスの販売元だったか開発元だったか、グラクソスミスクライン社が(大騒ぎになっている)アメリカで訴訟を起こされていると言う情報もありませんし、実際に不妊になったという情報もありません。(糖尿病治療薬では大きな訴訟を抱えているようです)

訴訟が日常化しているアメリカで、数万人も被害者がいたら訴訟になると思いませんか?

それが、もっぱら、
『アメリカで大変騒ぎになっている(ようだ)』
『アメリカで何万人も被害者が出ている(そうだ)』
これだけなのです。

横浜市で不妊専門のクリニックを開業されている『産婦人科クリニック さくら』様で、この問題について非常に詳細に書かれています。

ぜひご一読をおすすめいたします。

http://cl-sacra.seesaa.net/article/158783593.html


なお、昨年の夏に我が鍼灸師会での定期講習会で、講師にいわき市の総合いわき共立病院産婦人科部長の本多つよし先生をお招きしました。

その際、講演前の待機時間にこの話を伺ったところ、『デマですから信じなくて大丈夫です(笑)』と、詳しくお話し下さいました。

ただし、原因不明の失神や疼痛など、少ないながらも副反応(副作用)はあるようですので、接種の際にはかかりつけの医師などに説明は受けた方が良いだろうと思います。