No.645の記事

授かること、について(3)

去る8月9日(日・はりきゅうの日)には、郡山市民文化センターにて無事鍼灸師会の60周年記念講演会が開催されました。

会場が狭く窮屈になるほど聴講者のかたが来られまして、とても嬉しく思いました。

http://fukushima.harikyu.or.jp/blog/archives/24.html

↑こちらに講演会の模様を書きましたので、ぜひご覧ください。


毎日毎日、子を望まれる方に接し、時間があれば様々な書物を漁っていると、ふと思うときがあります。

まだ子宝に恵まれないというのは、不妊ではなく未妊と言うべきではないか、と思うのです。
手術や高度な西洋医学的治療が本当に必要なのは、実際にはもっともっと少なくて、ハリや灸治療も必要なくて・・・妊娠できることとは特別なことではないと感じるときがあります。

日が昇るとともに起き、日が沈むとともに眠る。
その季節に採れる旬のものを食べ、
ねたみ、恨み、嘘をいわず、心に憂いを溜めない、

こんな生活を送れれば、不妊はなくなると思うのです。

現在は10組に1組以上の不妊カップルがあると言われていますが、良くも悪くも人間の進化の一つの現象だと思っています。