No.677の記事

ある高齢の患者さん

今日(木曜)は受付も朝の10時半まで。

一週間のうちでもとくに変な?診療時間のため、来院する患者さんは毎回同じ顔ぶれの、どこかのんびりリラックスした診療日です。

今日は受付時間が終わってから、ある高齢の女性の患者さんがいらっしゃいました。

もう20年来も、いや親の代からだから、もしかしたら私が知らないだけで40年くらい、腰が痛いと言っては通い、肩が凝ったといえば来院していただいていたかも? そんなおばあちゃんだったかもしれません。

現在の場所に治療院を移転してからは、なかば慢性化した顔面神経麻痺を根気良く通院して治療し、治ったようなこともありました。

この患者さんは、高齢のためか予約診療というものをまったく理解していないのです(汗) こう書くと誤解がありますが・・・

別に予約しなくたって診療は出来ますが、私も人間ですので、体調やさまざまな事情で休診しなくてはいけない場合もあるので、不在のところにいらっしゃっては誠に失礼だと思うのです。

まして腰が痛かったり、膝が曲がらないとか、そんな近所を歩くのにも不具合があるわけですから、『○▲さん、、私がいなかったらせっかく来ても無駄になるから、せめて電話してから来てね』と毎回やんわりと伝えています。

『先生がいなかったら、またあとで来るからいいんだ』と、そんな忠告も笑って聞いてくれない(汗)。。

何かのついでに鍼治療をしにきたわけではなく、私の治療を受けたいだけに、80歳をとうに越えた患者さんが来てくれるというのは、実に治療者冥利に尽きます。

今日は特別に元気になる鍼を打ちましたから、どんどん若返ってくださいね。