No.693の記事

成田航空博物館へ(1)

実は私、あまり知っている人はいませんが飛行機マニアです。

学会などで飛行機に乗るときはかならず機固有のペットネーム(“よど号”とか、“Spirit of St. Louis”とか)は必ず確認します。

もうだいぶ昔になりますが、長崎の日青全国集会に参加するため、ハネダから竹村先生と乗った新鋭のボーイング777のペットネームは『プロキオン』でした。

プロキオンはこいぬ座の主星。
飛行機に星の名を付けるなんて、なかなかJALもやるなぁ。。と感じ入って乗ったのを思い出します。
竹村先生は体が大きいので、一緒にお付き合いでビジネスシートで長崎までの長旅を楽しんだのでした。

某月某日の日曜日、何も予定がなかったので、娘(高3)の希望で成田空港へ飛行機を見に出かけました。

せっかくだから航空博物館でいろいろ見て、ついでにフライトシミュレータでもやってこようか?と言うことになりました。

成田の航空博物館ではJALで使われていた実物のDC-8型機のシミュレータが一般開放されてあるのです。

朝5時に出発。
9時過ぎに航空博物館に着きました。



10時開館で、少々早く着きましたが、それは計算の上(笑)シミュレータの操縦士席・副操縦士席をゲットするのなかなかの難関なのです。

まず正面玄関に展示してある朝日新聞の取材機『朝風』をじっくり見ます。玄関に並ぶ人がいれば、ササッと先に並ぶつもりであたりを警戒します。

さすがにまだ誰も並ぶ気配もなく、屋外展示場のYS-11などを見つつ、航空神社に参拝します。



ぶらぶらしていると、駐車場に車がどんどん入ってきます。そろそろ先に並ばないとまずいか・・・。

玄関で並びはじめると、つられて列が長くなってきました。私は当然娘と一番最前列に並びました。

後ろに並んでいる家族連れもシミュレータを狙っているらしく・・・それらしい気配が感じられます。

玄関がオープンしてすぐに券売機で人数分の入場券を買う段取りを頭に中で描きます。札を入れて、あのボタンとこのボタンと押して・・・と、すでにシミュレーション(笑)

時間になり、玄関が開かれます。
並んだ列は一斉になだれ込むも列は崩れず入場。しかし券売機は2台あって、隣の人より先に買わないと操縦士席が取られてしまう・・・千円札を入れると戻ってくるし・・・気合いで札を叩き込み直して券を買って受付に向かうと、もたもたしているうちにはるか後列から年間パスを持っていた親子が私たち親子を抜かして入場・・・(汗)

しかしシミュレータの受付で、、『あ、年間パス、有効期限が切れてますぅ』(爆)、、と係の人に言われ、その親子はまた最後尾に並び直します。

さらに間一髪でとなりの券売機で入場券を買っていた親子にリードし、無事DC-8の操縦士席・副操縦士席を取りました。



ここまではホントに息詰まる戦いでした。。
朝5時起きで、良くここまでやりますな。。

シミュレータの時間までまだ間があるので、博物館を見学します。ターボファンエンジンや模型など盛りだくさん。

なかでもマニアなら垂涎ものの、スッチー姿のリカちゃん人形。いや、私は興味ないのですが・・・



エールフランスのポスター。
なかなかのデザインです。



そろそろいい時間になったので、さて飛ばしに行きますか。

(つづく)