福島県白河市の鍼灸院、日常の鍼灸治療の診療日記や、学会参加記、趣味の日記
ここ最近、産後の腰痛を訴えて来院されるママさんが多いようです。
当院では、産後の骨盤付近の痛みを訴える患者さんに対して、鍼灸にプラスして骨盤矯正を行っています。
約10ヶ月間、だんだんとお腹が大きくなり、それにつれて腰に痛みを感じ始め、出産により一気に腹圧が解放されると、骨盤や腰椎には大きなストレスが加わります。
出産後に腰痛を訴えていらっしゃる女性を診察する際、いわゆる骨盤を構成する腸骨の押し開きテストや、圧迫テストを行うと、意外にも痛みの誘発がない方が多く、これが陽性で、妊娠・出産によって腸骨と仙骨をつないでいる仙腸関節の異常によって引き起こされている腰痛であるケースは、大変少ないようです。
患者さんの訴えをよく聞いていると、その場所の痛みは妊娠前から、また多くは結婚前からあったと言うのが大部分です。
注意深く腰椎を観察していると、第5腰椎付近に微少なズレを触知することもおおく、これは妊娠や出産によって腰椎がずれたものでもなく、多くは遺伝的にもともと弱点としてもっていた体質のようなものだと言えます。
一方、妊娠によるお腹の成長は腰椎に大きなストレス、筋肉を含む軟部組織の過労を生みます。
これは出産後、すぐに回復するというものでもなく、大部分のママさんはその後の授乳姿勢、夜間の頻回の授乳などの過労を経験することとなり、もともと痛みが出やすかった腰に、さらに痛みの原因を溜めていってしまいます。
加えて、子宮の復古が遅い場合、特に悪露が長く続いている場合など、骨盤内の血行が良くないこともあり、これが腰痛の原因の一つとなっている場合もあります。
このように、産後の腰痛については
・もともと持っていた腰痛体質
・妊娠、出産に伴う仙腸関節の回復の遅れ、炎症
・出産後の授乳などによる疲労、ストレス
・子宮復古の遅れなどを含む、骨盤内の血行不良
など、多数の因子が絡む複雑な腰痛であると当院では考えます。
これを、たかだかストレッチに毛が生えた程度の数回の『矯正だけ』で治ると考える事には無理があります。
出産後に強く腰痛を感じるこの時期、同時に頑固な肩こりや頭痛、手の腱鞘炎を訴える方も多く、『骨盤のズレ』以上に、むしろ体全体に疲労の蓄積を感じるはずです。
当院ではこうした産後の腰痛については、骨盤、腰椎の状態を注意深く観察しながら、鍼灸による治療を主にして治療後に軽い骨盤矯正を行っています。
また、母乳の出が少ないママさんには、母乳が良く出るようになる治療も一緒に行っています。
翌朝は、朝から好天。
雲もあるものの、いい感じの晴れ。
ホテルでの朝食前に、海辺を散歩しました。
6時半に朝食を摂り、すぐ出発。
急ぐこともないのですが、人気の少ないうちに八甲田を越えたかったのです。
奥入瀬渓流にて。
住まば日の本 遊ばば十和田 歩けや奥入瀬三里半
終生、酒と旅を愛した明治の文豪、大町桂月の言です。
ここは何度も来ていますが、毎度通過するだけ。
この次は歩いてみましょう。
十和田湖畔で少しだけ休み、峠道を下ります。
しばらく下り大湯環状列石を見学します。
これは全体像をわかりやすくするためのミニチュア版。
実際はこんな風に大きいものまであって、なかなかわかりにくい様な。
先に有料の資料館も見学しました。
歴史の授業のおさらい、って感じかな。
3500年前の縄文時代は、あまり食料も豊ではなく、したがって集落は少人数で分散傾向があったとか。
そんななか、ときどき、年に数回一族が集まる必要性から、こんなランドマーク的な石の建造物ができたんだとか。
なるほど〜。
ここから八幡平の高原を走り、今夜のお宿へ。
お宿は羽後本荘駅前のビジネスホテル。
バイクを駐めてチェックイン。
一風呂浴びたらさて、飲みに行きますか。
食べログで調べておいた焼き鳥屋さんに。
道すがら見つけた朝顔。
これが奥さん!すごいですよ〜
二階まで伸びちゃって、三階に届きそうな勢い。
・・・それに比べて花は少ない。
芯止めしないと、勢いが花に行かないとか。
なるほど、家の原坊の朝顔も芯止めしないと。
お目当ての焼き鳥屋さんで、絶品のつくねと、鶏レバー。つくねは、外はかりっと中はジューシーな。
秋田まで来たんだから、と、比内地鶏の塩焼き。
肉質は硬めで締まってますが、噛めば濃厚な鶏の味。
大満足でホテルに帰り、さてもう一杯。
本荘駅前もやっと日が暮れてきました。
翌日は朝5時出発で、昼過ぎに自宅に着きました。
やることがあって、2泊といえど3日目は自由に遊べないという、ホントに貧乏暇なしの旅でした。
気がつくともうお盆。
ブログもだいぶサボっておりました(汗)
7月は日本鍼灸師会の会議が2つあり、仲間と一泊でバイクで岩手〜宮城の津波の被災地をお参りしたり、8月に入っては地元鍼灸師会の講習会があり、と、、めまぐるしい日々でした。
ブログのネタはいくらでもあるのですが、仕事も多忙で、まとまった文章を書く気力もなく・・・、やっと滑り込んだ盆休みの模様など書いてみます、か。
盆中は、わが家は家族バラバラ行動。
娘、嫁さんはお泊まりでディズニーランドとディズニーシーへ。息子は単身で東京へ。
そうするとワンコ二匹の世話は私一人、となるわけですが。
12日の日曜は、ユキカゼを連れて墓参りへ。
震災では、お墓はとりあえず無事でした。
多少ねじれて配列が乱れたので、震災直後に息子と力ずくで直しました。
帰宅して旅支度。
しか〜し、、北東北方面は天気があまり良くないようでした。
13日の早朝3時に出発。
東北道で秋田の能代を目指します。
毎度代わり映えしませんが、能代から五能線沿いに青森を目指すのですが。。。
天気最悪(涙)
秋田道でカッパを着て、ずっと青森まで雨の中。
この道中の写真はございません。
天気が良ければ、白神山地は見えるし、海の眺望も楽しめるのですが・・・
鰺ヶ沢を過ぎたあたりでは猛烈な雨。
燃料タンクから雨水が入ったようで、エンジンが超不調に・・・。
ぐずるエンジンの様子から、電気系が雨水でリークしたのか、キャブに水でも入ったか?と思いました。
とりあえず五所川原駅前で急遽キャブレターから水混じりのガソリンを抜きました。
これが大正解で復活。
青森着が午後1時くらい。
すぐにホテルに入って風呂でも、と思いましたが、チェックインは3時から。
これまた毎度おなじみの八甲田丸で時間をつぶします。
八甲田丸では、閉館した船の科学館で展示されていた羊蹄丸内の展示品が陳列されていました。
http://www.sanpei89in.com/diary/diary.cgi?no=340
まさかここで再会できるとはね〜(笑)
なかなか味のある人形でしたので、羊蹄丸売却には気になっていたんですが。
時間もようやく3時になり、ホテルにチェックイン。
すぐ風呂に入り、、、あとは濡れたものを部屋で欲し、土産物を漁りに出かけます。
ついでに開いていた料理屋で〆鯖とか、じゃっぱ汁で一杯。この〆鯖がホントに旨かった。
1日目はこんな風に過ぎました。
翌日は八甲田〜奥入瀬渓流〜十和田湖を抜けて秋田の由利本荘までだから近い近い。
天気も良さそうなので、一安心。
旅のお供。ヤマハFJ1200.
(つづく)