研究・勉強会

青年部講習会

2月28日(日)は、青年部主催の講習会に参加してきました。
45歳まで青年部、と言うことなので、いったん卒業した私も青年部員です。ただし今年10月までですが・・・


3部構成の講習会で、第一部は本宮市で開業されている矢吹先生のご講演。



心和堂はりきゅう院 http://shinwado89.com/
福島県本宮市荒井字東畑55-6
電話0243−34−3178

テーマは小児はり(小児鍼)について。

夜泣き・疳の虫などについての、刺さない鍼治療で、実技込みでのご講演でした。

矢吹先生は、地元の子育てサークルなどと積極的に連携をはかり、鍼灸の啓蒙に力を入れておられます。

合宿仲間の活躍は非常に嬉しいです。




第二部は福島市で開業されている郡(こおり)先生による開業前から開業後の現在までをお話し頂きました。

『キャリア・ゼロからの開業』と言う演題名で、学校在学中から教職員の皆さんに治療を行い、それで腕を磨いて開業された、と言う内容です。

開業された度胸もさることながら開業後すぐに経営も軌道に乗ったそうで、やはり人間の器の大きさを感じさせる先生でした。

はりきゅう・マッサージ こおり治療院
http://www.geocities.jp/koritiryouin/
福島県福島市御山町6−13 スミキビル1F
電話024−534−6899




講演三部は、飛び入り講演です。
郡山市で開業される今泉先生の、介護予防事業への鍼灸の参入について、の予告編です。

転倒予防・寝たきり予防について、ご年配の方の筋力増進運動や尿失禁予防の可能性についてお話し頂きました。

はりきゅう今泉治療院
http://homepage3.nifty.com/harikyuu-imaizumi/
福島県郡山市久留米五丁目111-34
電話0120-913-728


来月の青年部講習会では、三番目に私が『子宮内膜症と不妊症の鍼灸治療』を実技込みで講演させて頂くことになっています。

冬季学術講習会参加

今年になって初めての講習会に参加してきました。

さてその模様は、県鍼灸師会活動報告のページで私が書いてますので、よろしかったらご覧ください。

http://fukushima.harikyu.or.jp/blog/archives/30.html

今年は2月、3月の青年部の講習会で年度内の講習会は終わります。

が、、、(笑)

新年度の4月から過去に例のないくらいの回数の講習会が開催されます。

新年度の鍼灸師会は?

日記に正月から大穴を空けております(汗)

私が所属している鍼灸師会では、毎年、(財)東洋療法研修試験財団の生涯研修会を実施しています。
単年度で25単位(1単位45分、学会参加5単位を含む)と、年間50数回ある日曜日のうちけっこうな日数を占めてしまいます。

生身の人間に治療行為を行って、お金を頂いているのですから、これは当たり前なわけですが・・・

さらに今年から2年間に渡って、日本鍼灸師会の実施している第4回専門領域研修制度(鍼灸安全リスクマネジメント)を行う事になりました。

この研修は、安全な治療を提供するために必要な衛生・感染症対策、安全な治療手技、医療人としての理念を深く学びましょう、と言うものです。

認定に必要な単位は、受講者の過去の研修歴から最小50単位〜最大で150単位となります。
ちなみに私は最小の50単位ですみます。

わりあい古くから鍼灸師会に入会していて、ごく普通に研修を受けておられた先生方の多くは50単位の取得で良いようです。

私は鍼灸師(正確には“はり師・きゅう師”)免許を取ったのは昭和62年でした。昭和というのはもう大昔の感がありますね。

そのころは、現在の他の医療免許(医師・看護師など)は厚生労働大臣から交付されるものでしたが、鍼灸師免許は都道府県知事から交付されるものでした。准看護師免許と同じだった訳です。

現在の鍼灸学校学生が学ぶカリキュラムは、私たちが学んだものとはとうてい比べることも出来ないくらい膨大なものです。

大昔に教育を受けた先生方に対して、このような高度なカリキュラムを追加で受けて頂く厚生大臣指定講習会が国の監督の下、平成2〜3年に行われました
ほとんどの日曜を費やした半年間。

あの当時、受講した先生も多かったのですが、受講しなかった先生も相当多かったと覚えています。

『受けて何のメリットがあるのか?』と、受けなかった先生方は言っておられたようです。

このとき受けなかったらどうなっていたか?
今回50単位ですむ講習が、150単位になっていたことでしょう。
2年で150単位取得はまず無理ですから、おそらく安全・リスク管理に関わる今回の重大な講習も受けることはないでしょう。


昨年12月には、無免許者による鍼灸の医療事故が大阪でありました。

効く・効かぬよりまず先に鍼灸は安全である必要があります。

鍼灸・医療のリスク管理に関してこの講習を修了すると日本鍼灸師会から認定証を貸与されます。
その後5年間で必須な単位を取得しないと更新できません。

なかなか厳しいのですが、『マル適マーク』取得のため今後二年間はさらにがんばりたいと思います。