福島県白河市の鍼灸院、日常の鍼灸治療の診療日記や、学会参加記、趣味の日記
6月14日朝に、岩手・宮城を中心として大きな地震が起きてしまいました。
地震の規模は、マグチュード、震度とも新潟中越地震と同じくらいと思います。被災された方には大変お気の毒な事と思います。
以前、新潟中越地震の時は、一時避難所となっていた小千谷高校の体育館に被災された方への治療ボランティアに伺った事がありました。
住み慣れた家を失い、体育館へ避難し雨露はしのげてもプライバシーも乏しく、あらためて自然災害の悲惨さを感じたものでした。
震源地帯となった宮城・岩手・秋田の3県にまたがる栗駒高原は、風光明媚な山岳地帯でした。
友人たちとツーリングで駆け抜けた、今頃ならば緑も目にしみるくらい鮮やかな木々のトンネルなど・・・
土砂崩れと言うよりも、大きく陥没したような大地を見ると、地域によっては復旧も大変難しいのではないかと考えます。
被災され亡くなられてしまった方のご冥福をお祈りいたします。
また怪我をされた方、家を失うなど生活の基盤を失ってしまった方には心よりお見舞い申し上げます。
ただいま、歳時記(ブログ)への海外からのスパムの書き込みが大変多く、コメントの投稿を一時的に停止しております。
フィルタリングなどの作業が終わりましたら、またコメントを書き込みできるようにいたします。
その際はまたよろしくお願いいたします。
5月11日(日)は、鍼灸師会青年部の希望の星、矢吹淳先生の治療院開業祝いで本宮まで出かけてきました。
参加者は私のほか、いわき市から竹村先生、郡山市から中沢先生、その奥様、根本先生、工藤先生が駆けつけられました。
このたび本宮市で開業される矢吹先生は、県立盲学校の講師をされていました。
教壇と日常臨床の壁というものはあるようで、郡山市の一寸法師ハリ治療院の中沢院長を師と仰ぎ数年に渡っての研修もされました。
こうした研究熱心なことから、平成17年には社団法人・日本鍼灸師会から臨床研修指導者として認定されました。
翌18年には山形県上山市で開催された第39回東北鍼灸学会で『東洋医学と西洋医学の統合を目指す鍼灸治療』と題した一般口演発表と実技披露を行い、参加者から大変高い評価を受けられました。
矢吹先生の開業される治療院を、写真でちょっとだけ紹介させて頂きます。
心和堂はりきゅう院
福島県本宮市荒井字東畑55−6(五百川小学校前)
電話 0243−34−3178
新築されて間もない治療院前景。
目の前は、道路を挟んで五百川小学校の校庭。
バイクで来てしまいましたが、実は矢吹先生のお父さんもナナハン乗りだとかで、ちょっぴり話し込んでしまいました(笑)
木の香りのする明るくて清潔な治療室内。
右は院長の矢吹先生。左はいわき市の竹村先生(心体治療院)。
ベッドは3台でとてもゆったりしたスペースがあります。東京あたりでは考えられないような贅沢な治療スペースだと思います。
後ろ姿は、師匠の中沢先生(郡山市・一寸法師ハリ治療院)。
『受付を終えてからの治療までの流れは・・・』
などと、動線の行方を模索してます。
で、私が腰を曲げた患者になりきり、来院から受付までのリハーサルを行いました。
お祝い見学会のあとは、本宮市で6代続くという『柏屋食堂』に名物ソースカツ丼を食べに行きました。もちろん参加者一同です。
お待ちかね、
大厚切りの『上ロースソースカツ丼 1000円』
どろりと鈍重なソースではなく、さらっと甘めのソースが美味しいソースカツ丼でした。
老舗らしく、店内はお客さんで大にぎわい。
『医は医なきを期する』といいますが、ぜひ地域の健康の担い手として活躍し、この食堂のように末永くがんばって欲しいと思います。