福島県白河市の鍼灸院、日常の鍼灸治療の診療日記や、学会参加記、趣味の日記
遠野市立博物館を見学後、ジャケットを脱いでTシャツのままバイクを走らせ、昼食を食べに行く。
遠野市はジンギスカンが隠れた名物らしい。
M君が調査済みのジンギスカン屋に向かう。
まだ正午前というのにジンギスカン屋さんの前には並んでいる人がいた。このお店の半分は精肉屋になっていて、ジンギスカンの肉(ラムとか)や牛肉、刺身用の馬肉が売られている。値札をみるとラム肉でも100グラム300〜400円くらい。なかなかの高値である。
まわりには先に待っていた人たちが大勢いるのだが、空腹と漂う焼けた肉のいい匂い、焦げるタレの香りで妙に殺気立っていた。
小一時間待ってやっとありつけたジンギスカン定食。厚切りのラム肉だが、柔らかい。中辛のタレは生姜やタマネギ、リンゴなどを隠し味に入れてあるらしい。複雑な旨みで、ラム肉に良く合う。こんな暑い日でも飲み物はコーヒーやウーロン茶、カルピス。本当はビールが飲みたかったが、それは夜の楽しみにとっておく。
昼食後、勢いよく国道283号線に出る。先頭のM君のZZRは爆音で有名なデビルのマフラーをつけている。あまりの爆音ぶりに、対向車線の路肩で違反車に切符を切っている白バイににらまれた。
市外で国道340号線に入る。このあたりは白河とかの田舎道とよく似ている。厚い雨雲が現れ、ときおりにわか雨が通り過ぎるが、カッパを着るほどではない。名も知らぬ渓流のほとりを通るとき、思い出したようにK君にデジカメを渡す。器用なK君のことだから、しっかり撮ってくれるだろうと思っていたら、案の定いい一枚を撮ってくれた。前方H君、後方私。
先頭の『トップ引き』M君。後を引き離さないようにペースを考えて走ったりと、なかなか神経を使うので大変だ。ネズミ取りをしていれば一番最初に餌食になるし(逃げ切ると思うが)、本当にお疲れ様。
今度はK君を私が撮る。デジカメには命綱をつけて、万が一に備える、、が、なかなか上手く撮れない。暑いのでジャケットなしで走っているが、こんなピラピラな格好でもK君は平気でふゆわKmくらい出すクレージーなやつだ。
このあたりは、大船渡から陸前高田へ出たあたり。今夜のお宿の気仙沼はもう一息。
国道45号から気仙沼へ入り、フェリー乗り場でひと休み。市内を走り、信号待ちしているとき、我がバイクから強いガソリン臭がする。もしやと思って(何度も経験済み)下を見ると、キャブからガソリンがオーバーフローしていた(汗) 溢れたガソリンは熱くなっているエンジンに直接かかるので、爆発の危険がある。こんな時に限って先頭のM君が珍しく道に迷ったりする。ガソリンをまき散らしながら市内の渋滞路を走る。信号待ちの時にはエンジンをカットするが、いつドカンと行くか気が気ではなかった。町はずれのコンビニの駐車場で応急処置をする。(と言っても、キャブのドレンからガソリンを抜き、再びガスを入れ、キャブ本体をドライバーでつつき回すだけ。これでフロートのゴミが抜ける場合が多い)
今夜のお宿、ホテルパールシティ気仙沼 TEL:0226-24-2511 もうトシなので、今日は4人ともシングルで予約。実はバイクも爆音ながら、寝入ると違う爆音で眠れなくなってしまう。。イビキですが・・・、そんなわけでウラミッコなしで4人別部屋。
バイクは、屋根付きの駐輪場へ。ここはボイラー室隣であまり目につくこともなく盗難されにくいようだ。
チェックインし、各自シャワーなんか浴びた後集合し、気仙沼の魚を食べに行く。
かねてから目をつけていた海鮮居酒屋に向かう。まずは新鮮な刺身の盛りから。アワビ、カツオ、アジ、透明なイカ、毛ガニなどなど、が乗った大皿。お店の主人のお薦めで、ここにモーカの星(モウカ鮫の心臓の刺身)、マンボウの刺身が加わる。壁の黒板に『本日のお薦め』として『巨人の星』と言うのがあったが、あれはなんだったのだろう? 今もって不明だ。
M君が『三陸って言ったらやっぱホヤでしょ』というのでホヤもオーダーした。てっきり一人でホヤを食べるのかと思いきや、、、、じゃんけんで負けた私は2切れも食わされた(号泣) ホヤを味わうには我々はまだまだ修行不足のようだった。
刺身盛り、モーカの星、マンボウ刺身、あさりバター、この辺から路線が狂い、川海老唐揚げ、揚げ出し豆腐×2、アスパラベーコン、、なんのことはないいつもの飲み会のようになっていく。そんで生ビールを飲んで、一人3千円の会計。ビバ!気仙沼! 刺身ウマいぞ!しかも安すぎ。
その後ホテルに帰り、我が部屋にて二次会を挙行。
居酒屋の帰りに買い込んでいた、メロンパンやシュークリームをつつきながら、気仙沼の夜は更けてゆく・・・。
(後編へ続く・・・)