No.139の記事

昨日は授業日

昨日は診療は午前中だけ。

午後からは郡山市の某専門学校・鍼灸科の臨床実習の講義をしてきた。
例年だと2年生のコンピュータ実習などを担当していたのだが、今年からは3年生の臨床実習で、しかも90分の授業が3回だけ。

開業している身としては、年間3コマだけの授業というのは逆に大変助かる。
大して忙しくもないが、毎日の診療のほか月初めには書類整理やら、何よりも本来はスキーやらバイクを平日楽しみたいがために作った平日の半日休日なので、これはぜひ自分のために有効に使いたいものだと思う。

さて、その授業の模様。

昨日は開業鍼灸院に来院する割合として非常に多い『脊椎性腰痛』をテーマにした。

脊椎性腰痛は、椎骨(腰椎)だけに由来する腰痛ではなく、上部腰椎(上部腰椎の定義は知らぬが、L1〜L3付近?)付近の痛みでは、筋・筋膜性の痛みなどがある。
上部腰椎があれば、下位腰椎があり、この下位腰椎付近の痛みを訴えて来院する患者さんは実に多い。

実習では、下位腰椎付近の痛みを主訴とする病気の種類、また簡単な検査法、治療では、腸骨稜上縁の圧痛に対しての刺鍼法を取り上げた。

去年のコンピュータの実習では、教壇の上から居眠りする学生がよく見られたが、今日の実習ではほとんどの学生が練習台になっている相方の体を熱心にを探り、ハリを打っていた。
その姿はもう一人前の臨床家のようだった。

来週は、頚・上肢痛について取り上げてみたいと思う。