No.198の記事

往診快速号物語(2) 八王子へ

某月某日、日曜の早朝に白河を出発します。

この日のシグナスを載せるのは、なんとスバルのサンバー。近所の農家からお借りした通好みの軽トラです。

軽トラで八王子往復はしんどいのですが、この日のマゾ的ドライブに付き合ってくれるMくんは、なんとポータブルナビとETCをセットしてくれました。

八王子は、白河からだと東京でももっとも遠く、行きにくい場所です。どうやったら一番最短時間で行けるか・・・
幸い東京での大学時代に運送屋でアルバイトをしていたという白高の後輩でもあるT県警の患者さんが『日曜なら首都高〜中央道が一番早いですよ。。日曜なら渋滞はありませんからね』と教えてくださいまして、素直にそのコースで行くことにします。

(写真は帰り道)
ナビとETCを装備したハイテク軽トラ。
早朝の東北道では必殺技のETC・W通勤割引などを駆使し、浦和料金所から首都高へ突入します。
福島ナンバーを掲げたこの軽トラも、まさか首都高を走ることはなろうとは・・・(汗)、、実は3年前にもこの軽トラで首都高・湾岸線を通って川崎まで行っていたりします。


浦和料金所を過ぎたあたりから大粒の雨が降ってきます。

ETCとナビのおかげでスムーズに走り、外環から5号へ入り、サンシャイン60を左手に見ながら豪雨の中を走ります。
竹橋ジャンクションで2キロの渋滞に引っかかりましたが、おおむね順調で、4号新宿線に分岐して入ります。

このあたりは下道では飯田橋・信濃町など、学生時代に歩いたところでもあり、ちょっぴり懐かしさを感じました。

新宿を過ぎるあたりでは車の流れも相当早く、軽トラではさすがに辛いものがあります。

雨足はやや弱まり、無理せず走っているとやがて中央道に入ります。

天気が良ければユーミンの『中央フリーウェイ』を口ずさみながら軽トラのドライブを楽しむところですが、バイクに引き取りに行く天候としては最悪のお天気。“♪この道はぁ〜まるで滑走路 天国に続くぅ♪”と歌ってしまいそうなお空模様。歌うのはやめました。

(つづく)