福島県白河市の鍼灸院、日常の鍼灸治療の診療日記や、学会参加記、趣味の日記
学術の研鑽が学会の趣旨であるなら、業団の目指すものはそれだけではないと思います。
私の所属する青年部では、近藤部長以下、常に若手鍼灸師の求めるものを提供していく姿勢で様々な企画を考えています。
その一つが経営で、第一回日鍼会大会では青年部独自の企画として特に鍼灸学校学生、またこれから開業を目指す勤務鍼灸師の方をターゲットにして、『新規開業』をテーマにした講演を設けました。
「これが若手鍼灸師の現実だ!!」
−開業鍼灸師がホンネを語るー
座長
山梨県鍼灸師会会長 藤巻十三夫先生
東京都鍼灸師会理事 郷 宗知先生
演者
日本鍼灸師会青年部長 近藤健児先生
神奈川県鍼灸師会青年部長 小澤大輔先生
講演は2部構成で、明治鍼灸大学を卒業後、開業鍼灸院で学術や経営を勉強した日鍼会理事・青年部長の近藤健児先生、もう1席は、鍼灸学校を卒業後、主に整形外科などの医療機関で研修を積んで開業された神奈川県鍼灸師会理事・青年部長の小澤大輔先生です。
近藤先生は20代、小澤先生は30代半ば。
ともに開業の目的として、言葉はちがいますが『自分でデザインをした鍼灸医療を患者さんに提供したかった』という志が根底にあり、聴講された参加者にはその熱意が良く伝わっていたようでした。
また二人の先生は『偉そうに開業したことを自慢するつもりはない。会場内には私たちより数段上の先輩たちがいらっしゃると思うので、もっとよい経営のワザがあれば教えて欲しい』という真摯な問いかけに、参加者の共感する声は非常に多かったようです。
写真は、講演時の満席の会場内(230名参加)
もう一枚は浜松の夜景(ホテル・オークラ44階からの眺望)