No.504の記事

父親が亡くなるまえに植えた、名前は忘れた品種の柿の木。

夏は葉のおかげで日差しをさえぎる木陰を作り、秋からは葉を落とすので貴重な日光が降り注ぐのを邪魔しない優しい木です。

いつ実を結ぶかな?と、だんだんと育ってきた柿木を毎年見上げていました。

八年経つと、枝に数個の柿がなりました。
食べるのが惜しいので、そのまま落ちるまで眺めていました。
だんだんと秋も深まり、霜も降りるようになりました。
すっかり葉を落として柿の実も熟し、鳥が立ち寄ってついばんでいました。



去年は大豊作で、大きな実がたくさん採れました。
毎日柿を食べて、最後は鳥の分け前として枝につけたまま残しました。

実の最後の一個を鳥のために残しておくと、また来年も柿が豊作になるとか。

しか〜し、今年はなぜか一個しか実がなっていません。

というわけで全部鳥に差し上げましょう。