No.67の記事

不妊症の患者さんたち(5)

今日は午後には気温も20度を超え、やっと約束していた春が訪れたように感じます。

今日は午後早くには40代後半の女性の患者さんがお越しになられました。

当院へは昨年8月末くらいからの通院です。
通院回数は現在までで19回。
遠方からの通院で、しかも多忙な職業柄、定期的な通院が困難な方です。

1月2*日、3月1*日、1*日に行ったAIHは残念ながら成功に結びつきませんでしたが、発育卵胞が確認でき(今まで3年に一度くらいしか排卵したことのない右の卵巣から:28φ×1)4月1*日にAIHを行うことが出来ました。

ブログのこの日に書いた患者さんですが、鍼灸治療を行う前は性周期全般に渡って発育卵胞があったりなかったり、排卵も嚢胞で終わる場合が多かったのですが、ここ数ヶ月はだいぶ改善したと患者さんも喜ばれています。

また『30台と高値だったFSHも10台で落ち着いてくるなど、ホルモン値の改善も見られているんです』と患者さんから聞かされました。

訪れた春がコウノトリを連れてくることを祈りながら、今日も治療を行いました。