No.716の記事

秋の夕日の旅

もう数年前になる秋の旅の写真が出てきました。

毎年、秋は学会やら研修会やらが目白押しです。

バタバタしている中にもぽっかり空いたとある連休。
天気も良さそうだったので新潟の村上のはずれまで夕日を観に行きました。



このシートと16インチの白ホイールを履いていた頃だから3年前くらいになります。

村上市のちょっと北、野潟という海水浴場の駐車場にテントを張ります。

夏は海水浴場兼小さなキャンプ場。
シーズンオフはキャンプ場として営業していないのですが、通りかかった地元の漁師の方に尋ねたら、自由に泊まって良いとのこと。

テントは、漁具をしまう小屋の裏に隠れるように張りました。

お待ちかねの日没。

日本海は太平洋のように、夏が過ぎても荒れるここもなく、静かな海原です。

夕日ショーが始まる前に、防波堤をカウンターにしてまず一杯。グラスが・・・色気のないのはご愛敬(笑)



9月の半ば過ぎ。
それでも沈む夕日には真夏の余力が感じられます。

ひんやりした潮風に寂しさ漂う、と思いきや、写真に写っていないだけで、まわりにはタコを狙う漁師さん、黄昏の渚にロッドを振るう釣り人さんたちがたくさんいます。



だんだん太陽も沈んできました。

通りがかる漁師さんからバナナの差し入れ。
どうやらタコは獲れなかったようでした。

『タコ獲れたら喰わしてやれたのに』と笑いながら去っていく漁師さん。



夕日を見終わったら夕餉の支度です。
村上市内のスーパーで仕入れた食材で、ジンギスカンを焼いて食べました。



夕日が沈んだ後の海原。

この後は沖にイカ漁の灯り、空には星。

なかなか良いものでした。