No.856の記事

100,000年後の安全

某月某日の木曜午後、久しぶりに映画を観てきました。
 
かねてから興味のあったフィンランドの放射性廃棄物処理工場を舞台にしたドキュメンタリー映画で『100,000年後の安全(10万年後の安全)』と言うもの。
 

 
原子力発電所から出た高濃度の放射性物質を含んだ廃棄物は、最低でも10万年経過しないと無害な物質にはならないので、フィンランドの18億年昔の太古の地層の奥深くに埋没させて保存するというものでした。
 
テーマは大変良いものなのですが・・・
 
ドキュメンタリーと言うには幻想的なシーンが多く、それも『こんなシーン必要なのか?』と首をかしげる事にも疲れ、1時間ちょいの上映時間にも耐えられず、寝入ってしまいました。

途中で何度も暗闇でマッチを擦ってその灯りで顔を照らして、暗く・ひたすら暗く重く語る監督さん・・・おそらくギリシャ神話に出てくる禁断の火であるプロメテウスを使うことを覚えて不幸になった人類を表現したかったのでしょうか。これがまた非常にくどかった・・・
 
私、、重い深いテーマ、内容の映画はダメなようで、地獄の黙示録は、どんぱちシーンは面白かったけど、宗教や思想的なシーンでは今回同様沈没し、2001年宇宙の旅にいたっては映画、ビデオ、DVDを繰り返し10回くらいは観ましたが、最後まで観たことはなく寝落ちしてます。

もうちょっと単純なのを観なさいよ、っていうことでしょうか。