福島県白河市の鍼灸院、日常の鍼灸治療の診療日記や、学会参加記、趣味の日記
毎年、東北各県で持ち回りで開催している東北鍼灸学会ですが、今年は福島県で開催されました。
開催担当の準備は約一年前から企画を練ったりしていました。
大会開催記については、福島県鍼灸師会活動ブログに私が書きましたので、ぜひお読みください。
http://fukushima.harikyu.or.jp/blog/archives/44.html
二日間の学会ですから、あっという間です。
準備のため前泊しますが、、、結局仲間と夜中の2時まで飲んで歩いて、、、前泊の意味がなかったり。。
大会当日、早朝4時過ぎだったか、、、本県鍼灸師会からの一般口演発表だった先生が、奥さんが初子の出産で陣痛が始まり、発表中止になったり。。
でも無事生まれてくださって一安心。
学会の終わりに、壇上を飾っていた花で花束を急遽作り、学会二日目に駆けつけた新米パパになった先生に贈呈しました。
機転の利いた女性の先生には感心しました。
学会での実技供覧で、豚のぬいぐるみをベッドのに上げてシリアスに講演する先生・・・
謎めいていて、まわりは人だかり。。
豚のぬいぐるみで灸頭鍼の実演を行っていました。
今年6月下旬から治療を開始した、重症の円形脱毛症の方の経過を書きます。
見込みで好転まで6ヶ月と患者さんには告げていましたが、わずか2ヶ月で好転しまして、患者さんの快諾のもと書きます。
症例:Kさん(29歳男性)、
初診:平成22年6月26日
23歳ごろから円形脱毛症が発症し、6年間の間に皮膚科、綜合病院、東京の専門医を合計五カ所を受診するが全く改善せずすっかり諦めていたが、鍼灸が効くと知り、当院に受診する。
右からの経過写真。ホクロの位置などで患部を同定して見ていくと興味深いでしょう。
ともにH22年6月26日(初診時)〜9月5日(第14回目治療時)
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左からの経過写真。
ともにH22年6月26日(初診時)〜9月5日(第14回目治療時)
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この症例は、頭部の脱毛のほか、眉毛やすね毛、腋毛などのほかの体毛の脱毛もありました。
こういった頭部以外の脱毛状態から、円形脱毛症の分類ではもっとも悪質な汎発性脱毛症であるかと思います。
しかし脈状を見つつ全身調整の本治法を行い、頭部への治療も行うとわずか二ヶ月で頭部の円形脱毛の改善とともに、ほかの体毛の改善が見られました。
眉毛についての改善を見てみます。
平成22年7月26日(治療5回目)〜9月5日(治療14回目)
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初診時の眉毛はほとんどない状態でした。
治療5回目から改善しはじめた状態で撮影を始めました。
一般的に患者さんの年齢が若いほど効果が現れるのが早いですが、当院の症例では多くの場合円形脱毛であれば45歳までは20代の患者さんと比べてそう違いはないようです。
また性差では女性の方が治りが早いようです。
当院では男女とも全禿頭型(全頭型)の完全治癒例も数例あります。
円形脱毛症は鍼灸が大変良く効き、当院では原因にもよりますが治癒を約束できる疾患のうちの一つです。
梅雨が明けたら毎日が暑く、過去最高の暑い夏となるのではないかと思っています。
ふと久しぶりの休日の日曜・・・
今日を逃したらまたバイクに乗れない・・・
と言うわけで、朝6時に出発。
大内宿から市野峠を越えて会津美里町に抜けるコースは、かつて明治11年にイギリス人の紀行家イザベラ・バードが日本を旅し、その紀行文"Unbeaten Tracks in Japan" を2巻にまとめたそうです。
第1巻は北日本旅行記で、その中に会津紀行について書いてあるそうです。
明治11年というと、西郷隆盛などが活躍していた頃で、外国人が日本を旅行するという事は、まずなかった事のようです。
大内宿を過ぎて、大内ダムを越えると、峯越連絡林道・市野大内線の標識が出てきます。
ご丁寧に『イザベラ・バードの道(日光街道)』と案内も出てきます。
その昔は会津の殿様や、地場の産物を江戸などに運ぶ大切な街道だったと言いますが・・・
ホントでしょうか?
と言うくらいの山道です。
大型バイクではなく、スクーターなどでとことことのんびり走れば、いろいろ発見もあって良かったかもしれません。
この日は早く帰ってきて、草刈り機で家の周りの草刈りをしました、、が、慣れぬ作業で足腰がたがた・・・。
それでも家の周りもだいぶ綺麗になりました。